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278話:帰宅した後に。

前倒しで更新させていただきます。

 素材の収集を終えて、村に戻ると。


――パチパチパチ!!!!


「ん?」


 ゲートをくぐり抜けてまず聞こえてきたのは多数の人が打ち鳴らす拍手だった。周囲の環境の変化について不思議な気持ちにとらわれていると、村人達のなす列を抜けてムラ様が現れて、


「ご苦労じゃったカリトよ。そしてお連れの者達のハンターよ」

「ただいま戻りましたムラ様。頼まれていた依頼の完了を報告します」

「うむうむ。では討伐したモンスターの素材を見せておくれ」

「ええ、こちらです」


 ホワイエットが背負う荷物の素材袋から素材を幾つか取り出して見せた。


「確かにスノーマウンテンゴリラとスノーゴリラの毛皮とその骨じゃな。ではあそこの集会場にて討伐報告と集めた素材の受け渡しをするのじゃぞ」

「素材は山分けなのか?」


 私物として持ち帰ることが当たり前のはずだけど?


「この村での取り決めじゃ。狩猟で得られた素材は村の発展の為に必要不可欠なのじゃよ。お主が移り住んだ都会とは違ったルールでちょっと戸惑うかもしれん。この村の今後の為にも協力をしておくれ」


 ローカルルールで取り決めた事に外部からやってきた俺達には拒否できる権利はなさそうだ。仕方が無い。とりあえず集会場で清算をしよう。


「わかりました。とりあえずこのまま向かうので失礼しますね」

「うむ。それでは所用を終えた後にわしの家に来ると良い。そこで今後の話しをしようかの」

「ええ、ではまた後ほどお邪魔させてもらいますね」

「ご主人様。私とサビちゃんはどうすればいい?」

「そうだなとりあえず素材の荷物を一緒に運んでから、家に戻っておいてくれ」

「おや、彼女達はわしの家に来ぬのか?」

「ええ、彼女達はそれぞれで武器の整備を取り急ぎしないといけないので。代表者の自分がお伺いさせてもらいます」

「そうか。せっかくご馳走を用意しておったのに残念じゃの……。中で既にお主のお仲間が食事をしておるぞい」

「えっ」「えぇっ!?!?」「ご馳走ですって……? あの子ったら……」


 サンデーが俺達よりも先に飯を食っているだと? しかもご馳走に……?


「お前等全員ダッシュでやることして乗り込むぞおおおおおおおお!!!!」

「はい!」「はい!」

「ほっほっほっ」


 大急ぎでやることをやろう。

村に帰って村長のムラ様からの宴の誘いを受けたカリト達であったが。


次回の更新予定日は7月5日です。よろしくお願いします。


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