表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
201/402

199話:私、初めてそれ聞いたんですけど!!!?

「てか、さっき私に理事長しつはどこだー! って、そう聞いてきたよね? 君のその顔から察するに。どうして撒いたのにここまで来れたのかって疑問に思っているんでしょー?」

「喋らなくても当てられるってすげぇな……」

「まぁねー。伊達に人の付き合いをしてはいないからねーって、言いたい所なんだけど……普通に頭使って推測できるよ?」

「つまりその事を見落としていた自分が馬鹿だった……?」

「どちらかと言うと。君の場合は恐れ多くも理事長様に対する無礼極まりない感情的な気持ちに左右されて。それで普通ならわかる事を気づく事が出来なかったというのが正しいかなーって」

「…………そう、だな」

「とりあえず。理事長様。この度の非礼をどうかお許しくださいませ!」

「うむ。特段わしはなにも思ってはおらんから許そう」

「見に余るお言葉に感謝いたします……、ほらカリト君も謝って!」


 頭をガシッと合意に掴まれてグリムに謝らさせられている自分。おかしい事をした覚えはないのになぁ……。って思っていた所で。


「すまぬがそこの女学生よ。名はなんと申すのじゃ?」

「ラパンでございます。アルデーヌ・ラパンでございます。この街を管理する賢者の1人。アルデーヌ・エスクードの娘です!」

「ほぅ、エスクード賢士の娘じゃったのか。何処かその相貌が彼に似ておるのはそういう事じゃったのか」

「大賢者様であられますグリム様に覚えていただけて光栄に存じ上げます!」


 さっきとは打って変わって、その容姿に見合った可憐かつ美麗な立ち回りでグリムに挨拶を交わしていくラパンの姿に対して、ちょっとだけ不意にドキッとしてしまった。


「んで、グリム。ちょっと2人で話がしたいんだが。今は暇か?」

「こ、こらカリト君!「良いぞカリトよ」大賢者様っ、どっどういうことですか⁉︎」

「お主には関係のないと言いたい所じゃが。わしと此奴はちょっとした縁があっての。そういことじゃからラパン女学生よ。ちょっと今からりんご積みでも行って参れ。この者と今から大事な話があるから、手間をかけてするのじゃよ? よいか?」


 と、ラパンはグリムに席を外せと名を受けるなり。


「私、初めてそれ聞いたんですけど!!!?」


 いつもの感じになってグリムに言葉を返すのであった。



今日は少なめの分量で更新とさせていただきます。16時ごろのお話は通常通りにさせていただきます。よろしくお願いします。


この作品が少しでも『面白い』また『続きが気になる』と思って頂けましたら、是非とも広告下にある『☆☆☆☆』の所を押して高評価をお願いします! ブックマーク登録も必ず忘れずにお願いします。レビューや感想もお待ちしております。誤字脱字報告の方も随時受け付けております。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ