推しと結婚する為ならフラグを叩き折るが、何故か上手く行かないからどうしようか
_______推しとは何か。
それは人によって違うし、好きになるキャラクターやら人やらは2次元だったり、2.5次元だったり様々だ。私はそれを否定しないし、寧ろ推しはいた方が私的には良いと思うほどなのだから。
そこは置いといて、私には推しが居る。この異世界(と言う名の元は乙女ゲームの世界)にて、愛して止まない推しが居るのだ!
力説するのはアズサ・ヒミズリアル事、乙女ゲームの世界ではヒロインとして生きてる女子である。因みに王国ではヒミズリアル家の養女として育てられて来た、うら若き17才だ。
綺麗な切れ長なキリッとした琥珀色の瞳にアシメにした黒髪ショートボブのイケメンな美少女だけど、御察しの通り。元の世界の年齢はこの年の約2倍くらいなワケで枯れ気味なんだけれども、私的には気にしない。
何故ならば、推しと結婚する為なら攻略対象を無視するレベルで居なきゃ恋愛フラグを叩き折る事は出来ないからだ。
だから私はフラグを叩き折っていた筈、なのだが
「アーズサ!今からランチに行こう。大丈夫、僕がちゃんと君のエスコートをするからね…?」
「いや、アズサは俺と食堂で昼食を摂るからお前はどっか行っておけ。」
「いやー、俺っちと行くでしょ、アーズサちゃん。大丈夫、好きな物を食べて良いし、なんなら俺とデートn」
「何言ってんの、僕達と食べるでしょ。テラスで食べるかい。アズサ」
「そうそう、アズサくんはボク達とテラスで昼食を食べるんだよ、ねぇ…アズサくん」
「みんな、何してるの〜…アズサちゃんは私達と一緒に昼食を食べるんだよ。全員邪魔だよー!」
「そうじゃ、そうじゃー!アズちゃんと食べるのはわっち等じゃ、お主らむさ苦しい男どもは引っ込んで居れ!!」
なんで、攻略対象と悪役ポジの皆さんが私を囲んでるのか教えてくれ、恋愛フラグは全部叩き折って来たのに、どうしてこうなってるのか教えて下さい。