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僕らが探す過去の欠片  作者: 西村冬馬
5/8

第4話 オレンジモールにて......

そして、次の日、僕は朝早くに目覚めてしまった。


「まだ、7時か、もう一眠りできるな」


そう思い、寝かけている時に、スマホが鳴った


「誰だよ!こんな早くに」


何でこんな朝早くに亜衣から電話が?

そう思いながらも、スマホを手に取り、電話に出る。

すると、電話に出た瞬間、すごい大きな声が耳に入った。


「おーーーーーい!なにやってんのよ!」


「何だよ、こんな朝早くにうるさいなあ」


「うるさいじゃないわよ!今何時だと思ってるの!?

もう、10時半なんだけど、何してるの!?」


そう言われ、時計を確認してみると、さっき見た時間から、時計の針は動いていなかった。


「嘘だろ!ごめん、寝坊した、今からそっち向かうから、待ってて」


僕はそう言うと電話を切り、すぐさま、自分の部屋から出て洗面所に向かい用意をする。


そして、用意が出来た頃にはもう11時を過ぎていた。


僕がオレンジモールに着いたのは11時半すぎだった。


「遅いぞ!悠希、なにやってんだよ!」


「いや、ごめん、寝坊しちゃってさ」


「そうだよ!遅いよ!悠希!もう初め決めてた集合時間から、1時間半も経っちゃったよ!」


「はぁ~、渡瀬くんはお寝坊さんだよね。本当」


あれ?亜衣と柚森さんの距離感が少し遠いような気がするのは僕だけ?


「本当に悪かったよ。よし、じゃ、今から行こっか」


「でもさ、もうこの時間だから、先にお昼食べちゃおうよ!」


亜衣がそう言うと、皆、納得し、先に昼ごはんを食べることになった。


そして、昼ごはんを食べ、僕たちは水着の売っているコーナーに行き、水着を探していたが、突然、亜衣が

僕を呼んだ。


「ねえねえ、悠希。試着するから、似合うかどうか見てよ!」


「分かったよ」


僕はそれから、待っていたが、亜衣が中々、中から出てこない。


「まだかー?亜衣?」


「もうちょっとだから、待ってて」


「はい、おまたせ、悠希」


水着姿の亜衣が中から出てきた。僕はその姿に一瞬ドキッとしたが、すぐに平静を取り戻す。


「どう?似合う.......かな?」


「う、うん。似.......似合うと思うよ」


「そっか。良かった。じゃ、これ買おうっと」


そして、服に着替え、亜衣がレジに向かい、水着を買った。

すると、輝正も柚森さんも買えたのか、こちらに向かってくる。もちろん、僕も買っている。


僕らは水着の売っているコーナーから出て、オレンジモールの中をぶらぶらしていた。


「次、どこ行く?」


亜衣がそう切り出すと、皆が考える。


「もう2時半か。随分と、僕たちは、長い時間、あそこに居たみたいだね」


「じゃあさ、二つに別れて行動しない?私と渡瀬くん、亜衣と柏田くんで」


「ああ、僕は別に構わないよ」


「うん、分かったよ」


今、若干、亜衣が僕のことを睨んだような気がしたけど、気にしないでおこう。


「ああ、俺もそれで良いぜ」


「じゃ、5時にオレンジモールの正面玄関前に集合ね!」


そして、二つに別れたあと、僕たち二人はしばらくぶらぶらと歩いていた。


「どうする?アイスでも食べに行く?」


「うん。そうだね。渡瀬くんに任せるよ!」


「じゃ、決まりだね」


僕たちは、アイスクリーム屋さんに行き、注文をする。


「じゃー、僕はミントソーダで、柚森さんは?」


「私はペパーミントでいいかな」


アイスはすぐに来た。そして僕たちは、自分の注文したアイスを食べる。


「渡瀬くん、ほっぺたの横にアイス付いてるよ。拭いてあげるね!」


柚森さんのその仕草に少しドキッとしてしまう。今日は何かしら、誰かにドキッとさせられるなと思った。


僕たちはそのあと、雑貨屋さんに行ったり、いろんなお店に行った。


あっという間にもう5時前だ。


「柚森さん。そろそろ、行かないといけないね」


「うん、そうだね」


柚森さんは少し残念そうな顔をしてそう言った。


そして、正面玄関前に行くと亜衣と輝正はすでに待っていた。


「やっと来たね、二人とも」


「よし、じゃ帰るとするか!」


「そうだな、帰ろうか」


そして、僕たちは全員、別れて、家路を歩く。


その数日後、僕たちは飛行機に乗り沖縄まで旅行に行く。




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