表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
64/73

水の精霊メイド(4)

読んで頂きありがとうございます。感謝・感謝です。

ケインは術師会館にいくに当たり、タチアナ師匠といくつかの決め事をした。

⒈GMと会ったのことは秘密にすること

⒉アリーはタチアナの遠縁の親戚とする、仕事を求めて王都にいるタチアナを頼ってやってきた、

⒊ケインに一目惚れしてしまった

⒋(上位紋様に)リライトしたことは、ばれたらいっても構わない

⒌トラップのことは報告する

⒍落ち着いたらラルゴには話す

と、このくらいである。

ケインが術師会館のフーバー老師の研究室でサイラスさんとラルゴについて聞くと施術用の実験室にいるということなので、実験室の方へ行って覗いて見た。

中ではサイラスさんが何かのスケッチを厳しい顔で見ながらブツブツつぶやいていた。ラルゴはベットの上で寝ている。口を開けているので、熟睡しているのだろう。

「サイラスさん、入っていいですか?」

一応聞いてみると、

「ケインか、いいところに来た。ラルゴを連れて宿に戻ってくれ。」

「ラルは?どうかしたんですか。」

消去デリートをかけた。デリートは時間がかかるのでつい先程までかかってしまった。」

首をコキコキしながらサイラスさんは答えてくれた。徹夜したのだろう、目が赤い。

「昨日はすまなかったとタチアナに伝えてくれ。」

「わかりました、それで師匠なんですが風邪をひいてしまって。2、3日ダンジョン探索を休ませてもらいたいんですが。」

「そうか、気の毒に。こちらも文献調査をするためにしばらくダンジョンはいけない。タチアナが回復したら連絡をくれないか?」

「ラルのアビリティわかりそうなんですか?」

「まだわからない。だが、…確かに、このライン、…どこかで見た記憶があるんだ。調べる時間が欲しい!」

サイラスが昨日の報告はまた後でいいというので、ケインはそのままラルゴを背負って戻ることにした。

(ラル、君への神のプレゼントはなにかな?きっといいものだよな。)

ケインは不幸の予感も良く当たるが、幸運の予感も結構当たるのだ…。












評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ