表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
53/73

紋様術(6)

ケインは最初に発現した2体のパペットに向かう。アビリティ”ブースト(身体強化)”を使い一気に懐に飛び込みすり抜ける。

2体ともほぼ人間と同じ体型でケインよりは背が高い。振り向くと2体はこちらに、後から出て来た1体はタチアナ師匠達の方へ向かった。

タチアナ師匠は攻撃的な紋様陣は用意していないといっていたが、サイラスのような防御の紋様を実装しているといっていた。なので大丈夫だと判断し意識からはずす。

(2体も同時に相手にするんだ、無駄な思考はいらない)

ケインはケン・ポーと呼ばれる戦闘術を教えてくれたハーティアの言葉を思い出しながら構えた。


(君は武器を使った戦闘に全くセンスがない、キレイサッパリ清々しいくらいに!)これを聞いたときは自覚があったので傷ついた、…ほっとけ。

風を切って振り下ろされる腕を次々とよける。


(だが、サララの鉄球を見事によけるあの動きは、そう、私に近いものを持っていると感じたんだ!だから君に教えようと思う。)これを聞いたとき、新聞は間に合ってます◯◯社と1年は解約しないって契約したので断ります、と言いそうになった…。

いきなり回し蹴りがきた、コマの様に連続回転して追尾してくる。

くぐり抜けざま、軸足を引っ掛け転ばす。


(きっとこれを覚えれば私と同じ高みに登れる、そう、サララの鉄球から逃れられるんだ!)この一言にはチョットだけ惹かれるものがあった、あの鉄球相手の訓練は正直命の危険が…

連続の振り下ろしをパペット2体が同時にしてきた…かなり必死にかわす。


「目の前に敵がいるのにぼけっとするな!馬鹿弟子!」

(…おっと、逆に余計なことばかり考えてしまった。イカン!仕切り直しだ!)

ケインはパペットの攻撃の合間をぬって独特の構えをとった!

そう、ケン・ポーの…。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ