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ラルゴの初クエスト(6)

今回の狩猟の練習の場になったこの村はロロナトという村で、狩猟の場を貴族達に提供して収入を得ている。今回のラルゴ達の泊まった宿は貴族の使用人などを宿泊させることが多い。隣接するほどではないが、貴族達が泊まる宿が近くにある。ちなみに宿泊中の警備は依頼の対象外である。

今、高級な宿の方には、マドリー家、アドラー家の息子と、その息子達が招待したレアルマ家、シーマ家、ジノ家の娘達が宿泊している。

夕方、高級宿の一室で各家の警備を担当する者達とルーク達冒険者との打ち合わせが行われている。

(…どうしよ〜。)

ラルゴはかなり緊張していた。何故なら、ラルゴの昼間の話を聞いたドゥンガさんが確かめたところ、ジノ家は今あまり裕福ではなく使用人は老人が1人ついて来ただけだと分かったからだ。

とりあえず、このことを黙ったまま打ち合わせが行われている。

あの2人が何者なのか、何故ジノ家の使用人を装ったかは不明だ。危険を感じるものの、下手に話すとすずらん亭の名を貶めかねない。あの2人にはかなりいろいろ喋ってしまっている。

ただ、陰謀ならラルゴを無事に返すことはあり得ないだろうということで、いまドゥンガさんが聞き込みに回っている。

ラルゴはルークさんに目の届く範囲にいろ!と言われている。何もさせてもらえない、初心者の自分ではまた失敗をするかもしれないからだ。

やがて、打ち合わせが終わり、今日は一度貴族達に顔合わせとなった。

今夜は立食パーティーとなっていてその会場に入ったラルゴは心臓が止まりそうになった…。

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