ラルゴの初クエスト(4)
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貴族の依頼、ヒューズとヘイズの狩猟に付き合って1っ週間ほどが過ぎた。朝早く狩りに出掛け昼にはもどり、午後は村の射的場で弓の練習や剣の練習をした。ラルゴはその間はルークさんにアビリティの特訓を受けていた。
ラルゴは貴族の2人と仲良くなっていた、身分の差はあるが中身は若者、話が合ったのだ。
「…それでケインのやつはな、さんざん迷った挙げ句に買ったばっかりのプリンを落っことしてな、ミーナちゃんはカンカンだったよ。」
「そりゃダメだ。」
「で、結局告白をしようとしたんだがする前に断られちゃってさ、で、やけ食いに付き合ったって落ちさ。」
「あはははは!よしヘイズ!俺達はケインのようにならないように頑張ろうな!」
「だな!よし、今日こそは大物し読めようぜ。」
2人と弓や剣の技術は互角と言ったところか。やはり貴族と言ったところだ。
ヒューズの話によると10歳から1年の半分は学院の貴族専用寄宿舎で集団行動を学ぶそうで、その中に戦争の技術も含まれているらしい。
「俺達は、貴族としては下位だからな。戦争が起こったら、なにさせられるかわからないから色々覚えさせられてるのさ。」
もっとも、今2人にはヤル気はあっても緊張感がない。それもそのはず、実は狩猟大会は理由であって目的ではない。本当の目的はこの練習を理由にここで会う事だ。学院で仲良くなった女の子に声をかけていたのだ。つまり、ハンティング中に恋のハンティングをするのが最大の目的なのだ。今日の午後にも意中の女の子達が到着する。2人とも明日いいところを見せると張り切っているのだ。ケインの話もそんな雰囲気で話をしていて出て来たのである。
(武士の情けでミーナちゃんが俺に告白して来た件だけは伏せてやったぜ、感謝しろよな。)
ラルゴはケインに勝手な恩を売っていた、本人が聞いていたらものすごく早いツッコミがかえって来てただろうなと思いながら…。