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両手に花で初クエスト(4)

「禁忌、ですか?」

ケインは聞き慣れない言葉だったのでタチアナ師匠に質問をした。

「可能性が高い、というだけで確定できん。」

タチアナさんは三歩オーガに近づき、

「何時に質問をする。首を降って答えよ。」

オーガの木こりさん(仮)は頭を縦に降った。

「なんじは、神の祝福を受けて、アビリティを使えるようになった。」

コクリと縦に降った。

「汝のアビリティは動物などに変身することができるものであった。」

また、コクリと縦に降った。

「汝はそれを誰にも言わなかった。つまり王都へ行くのを嫌がった。そうだな。」

少し横を向いて、ばつが悪そうに首を縦に降った。

「隠れていろいろ変身していたのだろう。しかし、オーガに化けてたら元に戻れなくなった、それで困ってこんなことになっているというところか。おおかた、足はスキンヘッド猪にでもやられたのであろう。」

オーガの木こりさんは泣きながら首を縦に何度も振る。

「確定だな、”非自然体への変化による禁忌抵触”の状態だ。」

タチアナ師匠は今度は自信を持って言い切った。


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