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第零話 始まりの終わりの物語

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紀元前30年8月29日 エジプト。厳重な監視下に置かれた一室。一人の女王の死体が発見された。イチジクの入った籠に、死体に噛み付くコブラが確認された。

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756年7月15日 唐、洛陽。大国の最後。安史の変。それは一つの時代の終わり。栄えた国の滅び。高力子によって縊死。その遺体は土に埋められた。

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1431年5月30日 フランス、ヴィエ・マルシェ広場。十字架を胸に、火刑に処された。その灰と化した遺体はセーヌ川へと流された。処刑代行人、ジョブロワ・セラージュは「地獄へ落ちるかのような激しい恐怖を感じた」と言う。

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1603年3月24日 イングランド、ロンドン市リッチモンド宮殿。偉大な女王が崩御した。その遺体はウィンチェスター寺院にて埋葬された。

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1614年8月21日 スロバキア、トレンチーン群チャフティツェ村。チェイテ城の一室。その屋上には絞首台。食物を入れる小窓から、死亡が確認された。

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1793年10月16日 フランス、革命広場(コンコルド広場)。その中央、ギロチン台。昼過ぎ、その刃は落とされた。首は落ち、血は滴る。処刑執行人は、シャルル=アンリ・サンシン。

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1910年8月13日 イギリス、ロンドン市メイフィア。自宅にて病気によって静かに息を引き取った。その45年後にて、その病気はブルセラ病だと判明した。

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1917年10月15日 フランス、パリ市サン=ラザール刑務所。銃殺刑にて処刑。最高のスパイと称される処刑対象はあらゆる世界を敵に回し売国奴とされながらも最後まで毅然としていたと言う。

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     そして時は巡り、現代へ



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