特殊ラノベ!(52)『寂しがり屋なケルベロス』
様々な形の特殊ラノベを執筆していきます。
まずは読んでみてください。
よろしくお願いいたします。
ケルベロスの海くんは、寂しがり屋さんだ。歴史上の人物、主に海外の歴史上の人物を霊魂に宿し、現世に蘇らせ、労働させる(主に在宅勤務)ことが出来る画期的な労働システムを制作したばかりなのに、まだ、餌も食べていない。IT人材不足を解消しようというワケだ。歴史上の人物で。海外の。
「霊魂、食べていいか?」
みたいな顔面をしているケルベロスの海くん。霊魂だって、美味しいんです。グルメですね。グルメナイスですね。グルメナイスどスイミング。
※(飼い主、仕事中)
・「8」時間後
※(飼い主、仕事、終了。)
提案営業を終え、画期的な労働システムを周囲にまき散らして、試作品として使用してもらってから、魔女やエルフにも使用してもらいたい。もちろん、勇者にも。使用してもらいたいものだ。画期的な労働システムを。
しかし、ケルベロスの海くんは、かわいらしいのか?ダンディなのか?筋肉モリモリなのか?わからない。混合しているからだ。異世界でも混合していたのだろうか?そうなのだ。ケルベロスの海くん、異世界からやってきたのだ。異世界の血と現世の血の混合種。それが、ケルベロスの海くん。
尻の辺りから、肛門へかけて、筋肉が異常に発達している。これは、日々の運動と混合種なのも、理由だろう。しかし、マッチョなのに寂しがり屋なのだ。仕事していると、「キューん」と、鳴くのだ。「くーん。」とも、鳴くのだ。本当に号泣しているみたいに鳴くのだ。本当は、吠えなければならないホエイプロテインなのに。
おっと、時間だ。散歩の時間だ。
「ケルベロスの海くん~~~。散歩いくよ~~~。」
とてつもなく喜んだ。ケルベロスの海くん。
あ、吠えた。
(了)




