特殊ラノベ!(42)『第98巻~完結寸前!クソクソ爺ちゃんの人生~』
様々な形の特殊ラノベを執筆していきます。
まずは読んでみてください。
よろしくお願いいたします。
完結寸前なのだ。クソクソ爺ちゃんの人生が、終了しようとしている。
思えば、戦争時代。昭和から平成、令和と、ワンピースの船をまたぐように運命を感じつつ、暮らしてきた人生だった。息子にも恵まれて。孫にも恵まれて。損得勘定の感情ではなく、むしろ、幸せな人生だったと思う。
生花店を営み、不動産業者の宅建の免許も段ボール箱の机で勉強した。今でいうYouTubeも教材もない。すべて、自分の力で、クソのような結果を出してきた。本当にクソクソ爺ちゃんなのだ。
そして、トラックに乗り、暇さえあれば、シーパラダイスのような海へ行き、時には、弁当を地元の有名店で購入し、トラックの中でトラック野郎のテーマソングをカセットテープミュージックで拝聴したりしながら、弁当を喰らいついた。
だが、クソクソ爺ちゃんにも危機的状況が訪れ始めたのは、晩年だ。まだ生きているが。
クソクソ爺ちゃんが脳梗塞になり、トラックが運転できなくなった。トラック野郎も免許証を返納する年頃なのである。免許を返納し、闘病に入る。それはそれは苦しい、闘病だ。
しかし、孫にも助けてもらい、息子にも助けてもらい、ナントカ、乗り切った。
そして、妻が認知症になった今。
もう、悔いなどないと、号泣しながら語る、そんなクソクソ爺ちゃんの姿に涙が出た。
時には、こんな、クソクソ真面目な特殊ラノベ!があってもいいと思う。
笑っていいと思う。
笑ってイイとも!
泣いていいとも!
喜怒哀楽、全て、解き放て~~~!!!(エクスタシー)
「第98巻」
(完)




