特殊ラノベ!(30)『バリバリ・バーバリー・葛藤センチメンタル・御神木』
様々な形の特殊ラノベを執筆していきます。
まずは読んでみてください。
よろしくお願いいたします。
バリバリのバーバリーに身を包んでいる人が、多いこの街で。
シティポップを聴きながら、歩いていた。祭りの日みたいな喧騒と都会の快感。まさにTHE市民。市民ケーン。の都会を味わうには持って来いの旅行だった。シティポップが邦楽から洋楽へと移り変わるころ、街の喧騒は一層と激しくなり、何かが人間たちにより、運ばれてきた。どデカい何かが。
「えっさ。えっさ。えっさ。えっさ。どけどけ~~~!!」
そうなのだ。御神木だ。御神木が運ばれてきたのだ。人間たちは、御神木を運んでいる。私は、異世界人。いや、異邦人なのかもしれない。何者でもない。異邦人なのか異世界人なのか。異世界人なのか異邦人なのか。定かではない。
「えっさ。えっさ。えっさ。えっさ。えっさ。」
この御神木を運ぶ際に出る吐息が呪文のように聴こえる。エコエコアザラクみたいな。
「えっさ。えっさ。えっさ。えっさ。えっさ。ふぅ~~~。」
御神木が指定の場所へ配置された。この神聖なる御神木。そんな御神木を前に。ただただ祈るばかりだ。人間だろうが異世界人だろうが異邦人だろうが、祈るのだ。
世界のピースフルマインドのために。葛藤しつつ。
センチメンタルに。そう。センチメンタルが、過ぎる程に。
(了)




