蛇足編 沼にハマる②~天高くツノ生える夏
今回はハンドルをいじくるハナシ
傾斜3%の長い下り坂を
地球の引力に体重を引かれて滑走するデブが居た。
それは まぎれもなく ヤツさ!
自分である。
サドルの位置を適正にして
ギヤの9段目、44T×11T を限界まで漕ぐと、
電動アシストの範囲を遥かに超えた
瞬間50km/h、平均40数km/hでのダウンヒルが可能になった。
ロードバイクでのダウンヒルは『スピードが出過ぎて怖い』、
と言う御仁も世の中には居るみたいだが、自分はオートバイ経験者、
むしろ『ヒャッハー!原付乗ってるみたいで最高だぜッ!』となる。
何かあって転倒・落車になった時はどえらい事になるけど…
坂が終って田んぼの間の平坦路をプシャーと軽やかに走りながら、
自分は相棒に新たな不満を抱いていた。
ハンドル形状が棒すぎて手首が突っ張って疲れるのである。
ハンドルを握るポジションが合わないなら交換すりゃいいじゃんと、
毎度のパターンでネットで調べてみた。
『クロスバイク ハンドル改造』で検索すると
多く目にするのがブルホーンハンドルやエンドバー追加、
ドロップハンドルは少数派だった。
ドロップハンドルが少ない理由は多分だが、
純正のブレーキレバーやブレーキワイヤーが使えなくなるからだろう。
取り敢えず純正の棒 ------- パイプハンドルは論外なので、
Azomanでコンチハンを注文、交換してみた。
ポジションが低くなる様に天地引っ繰り返して取り付け、
イメージ的には子供の頃のスーパーカー自転車のイメージだ。
形状はこんな感じ /\_/\
何度か走ってみた感じでは、棒ハンドルに比べ
劇的に手首の負担が減って楽になった。
ただ元々MTB用のハンドルを流用しているので、
ロード用として使うにはグリップの感覚が左右に広過ぎる感じもする。
もうちょっとロードバイク風に前のめりのポジションにするべく、
左右グリップの内側にエンドバー(補助グリップ)を追加してみた。
部品単価が安いとは言え、ポンポン散財している自覚も有るが、
理想のポジションになるまで止められないのがオタクの性なので仕方が無い。
エンドバー追加でハンドル形状はグリップの内側から角が生えて
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/\_/\ みたいな形である。
乗ってみるとこのエンドバーが中々具合がイイ。
登坂時や本来のグリップを持つのが疲れてきた時とか、
気が付くと本来のグリップより持ってる時間が長いかもしれない位だ。
ここまでくると、ブルホーンハンドルを試したくなり早速、購入・取付。
ブルホーンの語源は、Bull horn =雄牛の角 の事であり、
形がドロップハンドルの下に曲がっている部分を切った形、
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|__| こんな形をしているからである。
ブレーキレバーは本来ドロップハンドル用のレバーを取り付けるのだが、
自分のMIYATA クルーザーは油圧ディスクブレーキの為、、
ワイヤー式と異なり交換作業が自分では出来ないので、
今回は純正のブレーキレバーをそのまま流用している。
その結果、前輪ブレーキはレバー先端が後ろを向いた一般的な取付だが、
後輪ブレーキはブレーキホース長が足らずレバー先端が前を向いての取付、
カッコ悪い左右非対称な変則的な取付になってしまった。
ただ、どうせ自分しか乗らないので特に問題にはしなかった。
実際に走ってみると、ロードバイクでハンドルの上側を持っている様な、
実に前のめりのポジションが取れ効率的にペダルを踏めている実感が有る。
アシストが効かない速度での巡航がなんとなく長く続く気がするのであった。
サドルとハンドルを交換して乗車ポジションが改善すると、
いつも週末に走っているトキオジャーマンヴィレッジ周辺の
一回り25kmのルートでは物足りなくなってきて、
アシスト抜きではヘナチョコなメタボが分不相応な事を思いつくのであった。
『ちょっと遠出(バッテリーが持つ範囲で)しちゃう?』
ツブヤイターで現実版メタボリックE-Bike不定期進行中
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