【閑話】地図・家系図
※ネタバレの可能性があります。ご注意ください。
お待たせ致しました。地図・家系図等となっております。
週2更新と言いながら申し訳ありません。作者の技術ではこの作成に時間がかかりまして……本編は来週更新となります。
かなり見づらい部分もあるとは思いますがどうかご容赦を……
【東方大陸】
ロコート王国・アプラーダ王国に割譲された領地はかなり広大ですが、ロコート王国側は『天届山脈』に近く、ほとんどが山地となっています。また、アプラーダ王国に割譲された土地には旧アキカール王国貴族も多く、反乱の絶えない地になっています。
【派閥色分け】
青……両ラウル公カール・ドゥ・ヴァン=ラウル(宰相)の直轄領(事実上の直轄領は除く)
オレンジ……アキカール公フィリップ・ドゥ・ガーデ=アキカール(式部卿)の直轄領(事実上の直轄領は除く)
紫……宰相派諸侯
薄黄色……摂政派諸侯
赤……皇帝直轄領(形骸化)
緑……中立派諸侯
ラウル公の直轄領が広大なのはカールの父ジャン(皇太子ではない方)がラウル公に任じられた際、全体的に荒廃していた(主にガーフル共和国との戦争が原因)のと、6代皇帝エドワード3世の短慮によります。ただし、東部は山地となっており、平野部はそれほど多くありません。
【帝国周辺】
簡略化した帝国周辺の関係図。帝国とベルベー王国は正式な同盟に至っていない為、加えてはいません。
ベルベー王国はかなり国境線を押し戻しました。
【帝国諸侯】
①下ラウル公爵 ②エトゥルシャル侯爵 ③ルーフィニ侯爵
④アーンダル侯爵 ⑤ヴァッドポー伯爵 ⑥ベリア伯爵
⑦ヴォッディ伯爵 ⑧ラミテッド侯爵 ⑨ブンラ伯爵
⑩アフォロア公爵 ⑪ペクシャー伯爵 ⑫ディンカ伯爵
⑬ヌンメヒト伯爵 ⑭ピルディー伯爵 ⑮エーマサーシェ侯爵
⑯ドズラン侯爵 ⑰ワルン公爵 ⑱ベイラー=トレ伯爵
⑲マルドルサ侯爵 ⑳ベイラー=ノベ伯爵 ㉑クシャッド伯爵
㉒ニュンバル伯爵 ㉓ロタリオ侯爵 ㉔ゼルフィン伯爵
㉕メヨムラル伯爵 ㉖エタエク伯爵 ㉗オダメヨム伯爵
㉘コパードウォール伯爵 ㉙ヴェーニュ伯爵 ㉚アキカール=ドゥデッチ侯爵
㉛アキカール=セイ伯爵 ㉜カルクス伯爵 ㉝サゴン侯爵
㉞チャムノ伯爵 ㉟アキカール=ノベ侯爵 ㊱アキカール=トレ侯爵
㊲アドカル公爵 ㊳ヘアド=ノベ侯爵 ㊴ヘアド=トレ侯爵
㊵ポワン伯爵 ㊶両ゴティロワ自治領
となっています。見づらいと思います。申し訳ありません。公爵>侯爵>伯爵です。
なお、㊱~㊵は現在は帝国領ではありません。また、⑮・⑯の一部はアプラーダ王国領となっております。
宰相を呼ぶ際、正式には『ラウル公・ルーフィニ侯・エトゥルシャル侯カール・ドゥ・ヴァン=ラウル』となります。
式部卿を呼ぶ際、正式には『アキカール公・サゴン侯・ヴェーニュ伯アキカール=セイ伯フィリップ・ドゥ・ガーデ=アキカール』となります。
また、かつてはルーフィニ侯領・エトゥルシャル侯領を合わせて『上ラウル公領』と呼ばれました。『両ラウル公』と呼ばれるのはここから来ています。
領地が小さいながら爵位が高位な領地は、ロタール帝国時代に鉱物資源・優秀な穀倉地帯を抱えた領地でした。反対に爵位と比べ領地が広大な土地は、比較的未開発な地域でした。
現在は開発状況も異なっており、早急な再編が必要となっています。
【ブングダルト皇家家系図】
兄弟姉妹の場合、基本的には右から出生の早い順に並んでいます。ただし、見やすさを優先してシャルル2世の子供とエドワード4世の子供に関しては出生順が変わっております。
シャルル2世の子供は エドワード3世 > シャルル=ペトル > ジャン > フィリップ
エドワード4世の子供は ジャン > イース > マリア となっています。
尚、エドワード4世の娘イースは、嫁ぐ際に継承権を放棄しています。
ちなみにアキカール公は皇帝(5代皇帝)の実子の為「ガーデ」を名乗れます(名乗らなくてもよい)。その子供からは「ヴァン=アキカール」になります。そしてアキカール公はこの時点でかなりの高齢です。389年生まれなので(作者の計算が合っていれば)即位式時点で79歳です。
【皇族の関係図】
見にくいと思います。申し訳ありません。
赤バツは殺害。青マルに斜線(駐車禁止標識みたいなマーク)は幽閉となっております。
継承権的にはロタール法・ブングダルト法共にラウル公よりアキカール公の方が優先されます。
そこでラウル公は同じく継承権を持つアキカール=ドゥデッチ侯の妻エリノア(一時的に継承し、すぐにその息子に継がせることまで確約)らを抱え込み、法を曲げようとしました。
実際、アキカール公フィリップは側室の子であり、反逆者シャルル=ペトルの同母弟の為、アキカール公の継承権自体を『無効』と主張することも可能でした。そこでアキカール公は同じくラミテッド侯の妻マルグリットを抱え込み、『三家の乱』の発端となりました。
感想ありがとうございます。誤字報告も助かります。