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「順番に」の大切さ


私は社会人一年目の女性エンジニアです。

仕事の内容、環境にも恵まれ毎日が楽しくて仕方がなかった。


しかし、自分に新しい週1の業務が増えたときから自分自身に違和感を感じ始めた。

頼まれた新しい業務が全く時間内に終わらないのだ。

業務は、イメージでしか話せないが15個ほどのことを並列にやり時間内(四時間)に終わらせる作業で、他の人がやれば時間内にだいたい終わる様な業務だ。


いままで、自分の業務は考えて行う業務が多く、はやく終わらせる必要のある業務はなかったため、自分の仕事のスピードは考えたことが無かった。

昔から、時間制限のあるものには弱いと思っていたが本気でやっていないからであって出来ないんじゃない、やらないだけと考えていた。

最初は慣れていなかったからだと思っていたが、何か違うと思い始めた。

とうとう、来週からその業務をやらなくていいよといわれてしまった。

毎週、私が時間内に終わらずしょぼくれてるのをみての優しさか、とろいわたしに苛立ちを覚えたのかはわからないがやらなくていいと言われたのはショックだった。


ここから自分は何が出来ないのか考えはじめた。


仕事的にどうできないのか考えた場合、遅い(最後まで終われないため業務の流れを止めてしまう)、適当の二つだと思った。


出来ないことさえ認めて気をつければ治ると思ったが何の効果もなかった。

むしろ、自分の出来なささに焦りやいらだちを覚えた。


具体的な行動を変えなくては何も変わらないと思って、とにかく思うところをあげてみた。


・仕事が遅い(やってないわけじゃなくて最後まで終わらない) 


・いろいろ気がつく(考えがうろつくから)でも、行動しない→やった方が良いことはわかるのになぜか手に着かない


・やろうとおもったことは、思った瞬間忘れる


・すべての目標は80パーセント達成して終わる→その先に行くためには外部のやれという絶対的命令が必要(悪気は全くない)


・細かいことをたくさんやるのは策をたてない限り不可能(なにをやって、何をやってないか整理できないから)


・仕事は適当(ちゃんとやってるつもりでも、ミスが多くこう思われる行動をたくさんしてしている)


・人が話してるとき他のことが気になってしょうがなくなる→話を遮るのは良くないことはわかるからきいている振りをする


・人の話を理解できないから、重要そうなワードだけ拾ってわかった振りをして、後で調べて納得する→調べても出てこない系は地獄


・人とやることの順番が違う。同じ結果を出す行動をしてるのに変なことをしている人のようにみられる


・言い訳みたいだけど完璧を求めてる(完璧まで持っていけないから80%で終われない)


・難しいことからどう逃げようか頭を働かせる


・早くやるべきこと間違えて後回しにしてしまう



いろいろあげてみると自分、相当悪いなと思った。


ただでさえ、会議でも寝てしまって偉い人から目を付けられてるのにこのままでは同じ部署の人にまでも飽きられてしまうと思ってどうにかしないといけないと思った。でも、どうすればいいのかわからず落ち込む一方だった。



しかし、一緒に仕事をしている派遣さんが、ある時からなぜか「順番に、順番に」と私によく言うようになった。最初はどういう意味で言ってるのかわからなかった。

でも、この仕事が出来ない理由を考えはじめて、どういう意味かを考えてみた。

何も考えてなかったときは「順番に」を出来てるつもりだったけど、きっと私は何もわかってなかった。そのとき、その瞬間でなんとなくやることを決めてただけで計画をたてることをしてこなかったことに気がついた。


ここまでくると、なんとなくわかってきた。


今、自分がどの順序のなにをやっているかがわかればいいんだ!

今流行の「見える化」だ!

todoに「順序」をつけどこまで終わったかチェックしていく紙を作ればいいんだ!

一つのtodoの中でも細分化して表に出そう!

いつも、その紙を見つめながら仕事をすればいいんだ!



これで、頭がいくらうろついても順番が決まってればその通りにやれるし、思いつきでやることがなくなる。一つのtodoを細分化すれば何が終わって100%かがわかり、どの段階で戸惑っていているかわかり、人からアドバイスが受けやすくなる。順番を守れば、あっちもやってこっちもやる様な状況にならず、ミスも減る。


何故そんなに仕事が遅いのか、なぜ仕事でミスが多く適当に終わらせてしまうのか。


それは、「順番に」が出来てなかったからで何をするか認識していなかったことが原因だということがわかった。これを解決する為に朝一番に表に書き込み淡々と実行するだけの自分の中の絶対的な仕組みをつくり、前よりたくさんのことが出来るようになった。


いま、人からお願いされる案件が常に10個以上たまっているような状況だったのに案件がたまっていくことがなく消費出来るようになった。


頭がうろうろする考えも、自然に計画する思考が自分になくても日頃、業務状況と順序の見える化によって普通の仕事が出来るようになった。

今、考えてみたら相当私の仕事は遅かったはず。あの、週1の作業で気がつけてよかった。


「順番にやる」他の人にとって当たり前のことかもしれないけれど、「順番に」がとても私にとっては出来ないことだった。また、仕事の効率で悩んだときは「順番に」の大切さを思い出したい。


残る課題は、優先順位を間違えて誤っった順番をつくってしまうことがあるから、次はこれを改善したい!

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― 新着の感想 ―
[良い点] 自分の体験をこうしてアウトプットすることは、自分にとっても、 またこれを見る人にとっても、とても良いことだと思います。 [一言] 自分の至らない点に気がつける人は、その問題について、もう…
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