光 第三話 帰省
はじめましての方は初めまして、そうでない方は、お久しぶりです
初の合作なのであれかもしれませんがよんでやってください
前回のあらすじ
大会にエントリーした
峠から村を見下ろす
一年前とほとんど変わらない景色
僕は…変わったのかな
剣術所に着いて、まず最初にやらされたのが掃除、洗濯、炊事…修業はさせてもらえなかった
末弟子だから仕方ないと思って言われた通りに一週間くらいこなしていたら驚かれた
なんでもほとんどのひとがキツくて辞めるらしい
別に慣れてたからそんなに辛くなかったが……1度別の理由で本気で辞めたいと思ったことがあった
あれは確か…2ヶ月くらい経ってからのことだった
稽古が終わってから弟子の筆頭に倉庫に呼び出された
…と思ったらいきなり抱きつかれて……あの時おにいさんがたまたま通りかからなかったら舌をかみちぎっていたかもしれない
…忘れよう
……なんて考えてたら家の前まで来てしまった
「ただいま~」
「イヴォ!」
母に抱き締められる
「おかあさ…くるじ…い…」
「きゃ!ごめんなさいね!!」
げほっ
「…で、どうだったの?いろんなこと学べたのかしら?」
「えーと…刀作ってもらって、いろんなスキル使えるようになったよ!」
「まぁ!見せて!」
外に出ていく
父は言うまでもないが母もわりと能天気である「…いくよ」
側にあった木に向かい、二本の太刀をハの時に構え、僅かに腰を落とす
「…っ!」
一気に前に飛び出し、左右の太刀で交互に斬撃
「っと」
一瞬の後、木は薪の山になった
「まぁ!!」
ぱちぱち
「他にも色々あるけど…こんな感じかな?」
「すごいわ!ハンデルの武道大会にも出てきたの?」
「…あ……あ!!」
師範に帰りに見るだけでもいいから寄ってこいって言われたのすっかり忘れてた……
「忘れてた…」
「あらあら…また開かれるからその時に行ってみたらどう?」
母が快活に笑う
「そうする……」
はぁ…せっかく腕試し出来るチャンスだったのに…次の大会まで腕を磨こう…
お読みいただきありがとうございました。
誤字脱字等の指摘、感想などいつでもお待ちしています
リアルで色々あって投稿できていませんでした
本当にごめんなさい