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光 第二話 初戦闘→弟子入り

はじめましての方は初めまして、そうでない方は、お久しぶりです

初の合作なのであれかもしれませんがよんでやってください


前回のあらすじ

トラウムが戦闘した

七歳の夏。

「きゃー!!」

「魔物だ!逃げろ!」

突然聞こえる悲鳴と地響き。

畑仕事から目をあげると、山から三つ首の魔物がこちらに来るのが見える。

「イヴォ!逃げるわよ!」

「母さんは先に逃げてて!」

鍬をその場に放り出し、家の裏の雑木林に走り込む。

大きな木の洞の中を手で探り、二つの感触を探す。

「あった…」

二年前に燃やされてからこっそり作った1対の木刀を手に、魔物の元へ駆け戻る

「グガァァァァ!」

魔物は畑を踏み潰しながら村の中心部へ迫っていた。

「…やるしかないか」

木刀を構え、魔物の背後に回る。


十分後


「イヴォ坊凄いじゃないか!」

「あと少し遅かったら村が滅茶苦茶になるところだったわ…」

「…隠れて練習していたのね」

最後のは母である。

…ごめんなさい。

「で、でも僕がやっつけたんだよ!」

「……」

流石に言い返せないようだ。

「そういえば3本目の首を倒すときに刀から出してた…風?はなんだ?」

「え?うーん……分かんない」

最後だけ狙いが外れて、かなり手前で木刀を振ってしまったのだが、魔物はダメージを受けた。端からだと風が出ているように見えたらしい。

自分は正直よく見ていなかった。

「きみ…すごいな」

いつの間にか見知らぬ男の人が混じっている。

「えっと…おにいさんだれ?」

「俺は…遠くの街の剣術所の門弟さ」

「あぁ…昨日から宿屋に泊まっている方ね」

「たまたま通りかかった村でこんな逸材を見つけられるとはね……どうだいきみ、うちで修行しないかい?」

「えっ!いいの?」

「いけません…お母さんとの約束忘れ

「まぁまぁ奥さん…この子なら一年くらいで帰ってこれますから」

ウィンク。

「あ…はいっ!」

ストライクど真ん中…母はおちた。

「さて、何から説明しようか」

一時間程が過ぎ、僕と門弟さんは馬上の人になっていた。

「風の正体を知りたいな」

「あぁ…あれは『スキル』って言うんだ。剣技ともいうかな」

「スキル…」

「スキルには大きく分けて二種類ある。さっききみが使ったような魔法スキルと、物理スキル…11連撃みたいなやつだ」

自称神がいってた最強の剣技か…練習すれば他も使えるようになるだろうか

「他の種類のスキルも使えるかな?火とか水とか」

「…ははっ、いくらきみが天才でも流石に無理だろう」

「……」

そんなこと言われても神のお墨付きだ

「…ま、一応やってみるといい…どこぞの国に3才で全属性の魔法を使えるようになったガキもいるらしいしな…噂だが」

「へぇ~……」

いるのかすら分からない魔法使いに僅かな対抗心が芽生える。どこかで出会うのだろうか

馬の背で振り返る。いつの間にか故郷の山並ははるか後ろに霞んでいた。

次に見るときは僕は強くなっているのだろうか。



約束の一年が過ぎ、再び故郷の地を踏んだとき、僕は8才になっていた

お読みいただきありがとうございました。

誤字脱字等の指摘、感想などいつでもお待ちしています

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