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闇 第二話 脱出→初戦闘

はじめましての方は初めまして、そうでない方は、お久しぶりです

初の合作なのであれかもしれませんがよんでやってください


前回のあらすじ

イヴォが生まれた

 「王子が逃げ出したぞ」

 「くそ、Bブロックがやられた」

 「馬鹿な、Bブロックには最高戦力が詰めてるはずだぞ、化け物め」

 「誰が化け物だって?」

 「いたぞ、屋根の上だ。捕らえろ!」

 全く、これでも王子だぞ?それを化け物扱いとは...やはりこの国からは逃げ出すに限る。

 俺がこんな状態になってしまったのには理由がある。

 2日前......


 俺は誕生日を迎えた、5歳になったわけだが俺は魔級までのすべての魔法を修めている。

 だが俺は誕生日のうれしさのあまり大切なことを忘れていたんだ。


 「監視が必要かと存じます、このままでは危険すぎる」

 「……わかった、5歳になったら監視を付けよう」


 この会話を聞いていたというのに、そして俺の周りの警備がいつも以上に硬いことにも気づいていたのに...

 ~翌日~

 「王子、これから礼儀作法のお勉強です」

 「やなこった、堅苦しいのは嫌いなんだ『闇 幻影ミラージュ』」

 「くっ、《全衛兵に通達、王子が魔法を使い逃走、直ちに捕獲、監禁せよ。王様からの許可も出ている》」

 そうだった、今日から監視が付くんじゃん、失敗した。

 「王子、もう観念してください、完全に包囲しましたよ」

 「はぁ、お前ら俺がなんて呼ばれてるか知らないの?[天才を通り越した馬鹿]だよ、お前らを撒くなんて寝ててもできるぜ」

 「我々も魔法の訓練は受けております『我が敵を拘束せよ 重力 グラビティ』

 「遅い遅い、詠唱なんか実践じゃ敵さんは待ってくれないよ、それにこんな軽い重力なんてないも同然さ。じゃあね『光 閃光フォトン』」


 こんな具合で逃げてきたってワケだ。

 城の天級以上の魔導書は『空間 異次元ディメンション』にいれてきたしこれでこの国ともおさらばだ...そういえばこの国の国名って何だっけ、まぁいっか。


 ~3日後~

 「やっと着いた、ここが商業国家<ハンデル>か、そこそこでかいな」

 俺は隣の国にきていた。今入国の順番待ちをしているのだが近くの商人らしき奴等が

 「おい、きいたか?隣のグリモワールの王子が脱走したそうだぞ。国王は手配書を出して賞金を懸けているそうだ。」

という話をしていた。

 俺のか思われてるようだが魔法でごまかせば問題あるまい。

 俺は『無 透明化(インビジブル)』を使いハンデルに忍び込んだ。

 せっかく魔法が使えるのにまじめに入ってられるかっての。

 しかし情報がない、その辺の人に色々聞いてみるか。


 お、ちょうど隊長クラスの偉そうなやつがいた、さすがの元マフィアボスでも一般人に手を出すのは嫌だからな。

 「すいません」

 「む、何だ小僧」

 「手っ取り早くお金を稼げる場所はありませんか」

 「ふんっ、ガキが何をぬかすかと思えば、働けばよかろう、私とて忙しいのだ」

 「こう見えても僕、戦いの心得がありますので」

 「ほう、なら冒険...ってそんなわけあるか、見た目5歳だぞ」

 「おぉ、正解です、僕は5歳です。ところで冒険って何ですか」

 「あー、左側に大きな建物があるだろ、そこで聞いて来い」

 「はい、ありがとうございました、では『時間 巻き戻し(リターン)』

 時間魔法により俺以外のすべての時間が30分前に戻った。

 いやー、隊長っぽい人いい人でよかった、もし悪人なら存在消してたぜ。


 俺はいわれた通り建物に入った。

 そこは銀行のような受付があり2三人の人が並んでいたためそこに並んだ。

 周りの人はみな剣や杖、防具を身に着けていていかにも荒くれ物って感じだった。

 どうやら銃火機はないようだ。

 

 俺が並んでいるとやっぱどこにでもいるんだな、一人の男が声をかけてきて

 「おい、なんでこんな所にガキがいるんだ?迷子でちゅか?」といって笑っていた。

 赤ちゃん言葉ってのは自分が一番恥ずかしくなるということを知らないらしい。

 「お金を稼ぐために来たんです」

 「はっ、死に急ぎか、ここはテメェみたいなガキが来る場所じゃないんだよ」

 あ、受付の順番が回ってきたみたいだ。

 「こんにちは、ギルドハンデル支部へようこそ、今日はどういったご用件ですか?」

 どうやら来るもの拒まずらしい、俺を見ても動じてない。

 「えっとここが何かから説明してもらっていいか」

 「おい、俺様を無視...」

 おぉ、受付のお姉さんの目力強すぎ、さっきのモブA逃げちゃった。

 「はい、ここは冒険者ギルドで国民の皆様のお手伝いから魔獣の退治まで幅広く行っている団体の支部です」

 モブAを無かった事にした。やべぇ、逆らわないどこ。

 「それって俺でも参加できるか」

 「はい、ですが依頼の途中でお亡くなりになっても責任は取れませんがよろしいですか?」

 「かまわない、じゃあ細かい説明をしてくれ」

 「時間がないのでそこの本を読んでてください」

 あ、拒否られた。まぁ並んでる人も居たししょうがないか。


 ふむふむ、なるほど

 要するに

 1.死んでも自己責任

 2.ランクわけがありF・E・D・C・B・A・S・V・X・Zに分けられていて依頼の達成難易度に応じてランクが変わってくる

 3.入会に金貨10枚必要

 

 ※銅貨×10=大銅貨×10=小銀貨×10=銀貨×10=大銀貨×10=小金貨×10=金貨×10=大金貨×=宝石貨という風にあがっていく


 4.金貸しもあるが期限は3ヶ月

 5.依頼中の器物破損も弁償

 6.依頼主様は神様です

 7.後は勝手にやれ


 ということだ。

 なるほどじゃあまずは金借りに行かなくちゃな

 「すまん、入会したいんで金を貸してくれ」

 「はい、これでそのまま入会なさいますか?」

 「たのむ」

 「はい、ではこの水晶の上に手を載せてください」

 俺が手を載せたら水晶は一瞬光り、空中に何かを作り出すと割れてしまった。

 「あれ、何で割れちゃったんでしょう、まぁこれがギルドカードです。身分証明書および会員証になります。あなた以外には名前と年齢が表示されますがあなた自身にはスキルなどが表示されます。『ステータス』で見れますのでお試しください。」

 俺は早速『ステータス』と唱えた


クヴァール・トラウム

年齢   5

レベル  1

職業   冒険者(F)


スキル  全魔法(魔級)

     言語理解


 うん、適当感満載。

 「では、がんばってくださいね」

 「早速依頼を受けたいんだが、薬草採取」

 「はい、いってらっしゃいませ」


 さて、薬草は元々持ってたけど金が足りないな、確かモンスターを倒しても依頼金は手に入らないが買い取ってくれるそうだから練習がてら殺ってみますか。


 『無 索敵(サーチ)

 「見つけた、大分遠いがぎりぎりいける『空間 転移(ワープ)』」

 

 「やっぱりフェンリルだ、先手必勝『我、汝をこの手に納めんとする者、焼き尽くせ 火魔級 デス・フレア』『我、汝をこの手に納めんとする者、切り裂け 風魔級 デス・ウインド』合成魔法『デス・フレイムタイフーン』」

 範囲殲滅型合成魔級魔法の一撃は地形を変えた。それでもフェンリルはこげが着いたぐらいだった。死んでるっぽいけどな。

 「よし、アイテムボックス入れて帰るか」


 帰ってきた俺は薬草とフェンリルの死体をギルドに提出した。

 「はい、依頼は完了です。ところでこの狼は何ですか?この辺に狼型の低レベルモンスターはいないはずですが」

 「フェンリルだ」

 「勝手に名前付けないで種族名を言ってくださいね」

 「フェンリルだ」

 「子供はこれだから『ステータス』ほら見てみなさい、ここにフェンリルって...え?」

 「だからいったじゃないか」

 「だってフェンリルってAランクですよ?上から3番目に強いんですよ?Vランク以上の人じゃないとソロじゃ倒せませんよ?」

 「あっそう、じゃあ鑑定よろしく、あ、借金そこから引いといて」

 

 こうして俺はまぐれであるにしてもAランクモンスターを倒した少年として有名になった。

 俺はたまに格上(ランク的に)モンスターを倒していた。

 そんな生活を続けて3年、俺は8歳になった。

お読みいただきありがとうございました。

誤字脱字等の指摘、感想などいつでもお待ちしています

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