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前世の記憶なんていらない

作者: みょーん

あらすじにも書きましたが、初心者、ずぶの素人の作品です。

拙い部分が多々あるとおもいます。

文章を書くということについてほとんど勉強しておらず、不快な思いをさせてしまうかもしれません。

なので、これ無理だ読めない、と思われたら即逃げて下さい。


最後まで読めた方、御意見御感想、くじけるまでは批判も大歓迎です。

唐突だが、私には前世の記憶がある。

おかしな奴だとは、思っても言わないでほしい。こう言っている私自身こそがそう思っているのだ。当然いきなりこんなことを告白されれば、変人か、(頭の)可哀相な人としか思えないだろう(あれ、どっちも同じか?)。

が、わかっていても、さすがに口に出されると少々傷つくのでやめていただきたい。


長くなってしまったが、そう、私には前世の記憶がある。といってもはじめからあったのではなくつい最近、高校に入学してから思い出した(?)のだが。

どこぞの王女様で、どこそこの素敵な王子様と出会い幸せな結婚をした、などというおめでたいものではない。断じて違う。

……ある部分が黒歴史すぎて(前世だから歴史といっていいのかわからぬが)思い出したくもないが、話が進まぬので言おう。


前世の私は、生まれも育ちもごくごく普通の、平民だった。気の強い母と少し気弱な父、生意気な弟妹と、よくある一般的な家庭で私は育った。家族仲は悪くなく、裕福ではないが貧乏でもなかった。

なんだ普通じゃないかと思われるだろう。

その通り、前世の私と言うのは、本当にただの一般市民であったのだ。

では何がそんなに嫌なのか?それは…


前世の私は何と言えばいいか、少々思い込みが激しいというか、妄想癖があったというか…とにかく、そんな人物だったらしい。

ある日何をもってそんな妄想をしたのかはわからないが、突然まわりに言いはじめたのだ。「私には前世の記憶がある」と。

今のおまえもそうだろうとは言うな。私はこんな前世の記憶など全くいらん。

前世の私曰く、「自分は前世、とある国の王女だった」のだそうだ。…そう、まさに先程私が否定した、王女様云々である。

当時10歳。これだけであれば、ただの夢見がちな女の子の戯れ事としてみれないこともない。家族や親しい友人達は、笑ってながした。

しかしこれで終わらないのが前世の私。近所に住んでいたふたつ年上の男の子、所謂幼なじみに、この妄想を押し付けはじめたのだ。

曰くその幼なじみは王子様の生まれ変わりであると。自分達は前世、死に別れる際に「来世また一緒に〜」というような約束を交わした。だから結婚してほしいと。

今の私からすれば恥ずかしいやらその幼なじみみ申し訳ないやらで、死にたい気分になれる。

まあ前世の私にとって幸いなことに、幼なじみは笑って了承してくれた。前世の私大喜び。

それから何年かたち大人といえる歳になり、さすがに前世のことも言わなくなっていた頃。その場限りの優しい嘘と思いきやどうやら本気だったらしい幼なじみと結婚し、子宝にも恵まれて幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし。


ここまでどうでしたでしょうか。子供の言うことなんだからそんな黒歴史ってほどでもない?いやいや、今で言う小学4年から中学くらいまでそんなこと言うイタイ子だったなんて…。



とまあ、何故いきなりこんなことを言い出したかというとですね。はい、理由あるんです。現実逃避ですが。

…いるんですよ、目の前に。

皆さんなら言わなくてもわかるかもしれませんが。そうです、前世の幼なじみ(あえて旦那とは言いません)。の、生まれ変わりであるという男子生徒が、目の前に。


え、まじか。どうしろと。

…なに?約束通り結婚、はまだ早いから、結婚を前提に付き合ってほしいだと。

そんな約束しらない、知らないったら知らない!





いくら好きな相手でも、いやだからこそ、前世の約束という理由で付き合いたくなんてないのだ。しかし勿体ない気も…。乙女心は複雑だ。

最後までお読み下さった方、ありがとうございます。

申し訳ないのですが、よろしければ改行について御意見ありましたらお願いします。

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― 新着の感想 ―
[一言] 読ませて頂きました。 もう少し現状について会話などあればそこから想像出来る所で、これからこうなるのかな、という位のとこで終わっちゃってるのが少々もったいないかな? 改行については好みですが…
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