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プロローグ
「リサ、だぁいすき! 」
うひゃぁ
そんなこと抱きしめられながら敏感な耳元で囁かれたら、
お腹の辺りがぞわってなっちゃうわ!!!
思わず耳がぴくぴくしちゃったよ。
「やめろ。リサにそんなことするな」
そういって抱きしめられていた腕の中から引っこ抜かれる。
「うぃ」
引っこ抜かれるとは言ったけど、その力はとても優しい。
そう。ここの住人はみんな私に優しいのだ。
この人たちと出会えてよかったな。
心からそう思える。
だってニセモノの私を拾って大切にしてくれているんだから。
彼らから見たら、同族に見えた私を哀れに思って拾っただけなのかもしれない。
いつか本当のことに気づいたら蔑んだ目でみられて捨てられるかもしれない。
でも・・・。
そんな日がくるまでは、、、、
せめてこの瞬間だけはまどろんでいたい。
ひそかに心の中で思った。
あれ、なんかしょっぱなからシリアス・・・。
次からはラブラブのはずです、多分。
もっふもふしたものが書きたくなってつい書いてしましました。
矛盾するかもしれません・・・。
なんという計画のなさなんだ・・・。
読んでくださった方、ありがとうございます!!