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第10話 シェリルの遭難

「エリシア~! どこに行ったんですか!」


「エリシアちゃ~ん! どこに行ったの~?」


 現在、森の中です。そして、エリシアが遭難しました。


「リース君が僕凄いんですよ。自慢なんかするから、エリシアちゃんが拗ねて飛び出して行ったんじゃない」

「ナナリーさんが修行を甘やかすから。エリシアが調子に乗っちゃったんじゃないですか?」


 時は少し戻ります。あれはエリシアが一角兎ホーンラビットにコテンパンにやられて、極小さな火球ファイアーボールが放てる様になって調子に乗り始めた時です。


火球ファイアーボール……お師匠。私。かなり火球ファイアーボールが打てるようになった)


(そうなんですか。僕だったら、全属性の基本技を同時に打てますよ。エリシア)

(エリシアちゃんの今の火力じゃあ、火力ファイアーボールって言うよりも。蝋燭の火種だね。もっと修行頑張らないと駄目だね~!)


(2人共酷い……ビエエェンン!!)


(エリシア?! どこに行くんですか?)

(エリシアちゃん! そっちは森の中だよ!!)


 こんな感じで、エリシアは僕達から逃走したのでした。


「……エリシアを探しましょうか」

「うん。そうだね……争っててもしょうないや」



《ホーンの森》


 お師匠とナナリーに言われてカッとなった……けど。


「…………道に迷った(グスン)」


 ここはどこ? 森森森……どこを見ても森なのよ。


「お、お師匠~! さっきは裏切ってごめんなさい~! さっきのは冗談~! 私の真のお師匠はお師匠だけだから~!」


シ~ン!


「………ナナリー~! 助けて~! さっきのは冗談だったの。サボろうとしたわけじゃいの。だから許して~!」


シ~ン!


「…………誰も居ない。ここがどこだか分からない。(グスン)」


 どうしよう。どうしよう……いつもなら、お師匠が直ぐに来てくれて助けてくれるのに。


 今はお師匠と喧嘩中。使える魔法も……


火球ファイアーボール


シュボ……


「つ、着かない?……魔力切れえぇ?! おじじょおぉ! たずげでぇえ!」


ガザガサ!!


「ヒィッ!! 誰えぇ?」


「ハァー……ハァー……シルキーさん達がリースは今、ファルテ草原に居るって連絡が来たって言ってたからやって来たのに道に迷ってしまったわ」


 誰? この綺麗な人……私の救世主様?


「……救世主様?」


「は? 救世主様?……あれ? 金髪の可愛いエルフさん……まさか貴女。シルキーさん達が言っていた。リースが弟子に取ったとか言うエリシアちゃん」


「救世主様! ダズゲデェァ!!」


 私は1人で森に不安から救世主様の胸に飛び込んだ。だって怖かったんだもん。


「きゃあ! どうしたのよ! いきなり……てっ! 貴女、その魔法の短剣……もしかして」


「へう?」


《一方 その頃》


 全く。本当に居ませんね。エリシア……やっぱりモンスターにでも食べられちゃったんでしょうか?


「エリシア~!……居ませんね。モンスターにでも食べられちゃったのでしょうか?」


「ちょっと。リース君。縁起でもないこと言わないでよ。貴方の弟子なんでしょう? もっと心配したらどうなの?」


「いや、大丈夫ですよ。いざという時は、魔法の短剣がエリシアを護ってくれますからね」


「護ってくれる? 良く変わらないんだけど。ヒント頂戴」


「ヒントですか?……エルフ族の本来の力の源は何ですか?」


「それがヒントなの?………精霊のマナかしら?……もしかして、エリシアちゃんに渡してある短剣って、精霊が宿ってるの?」


「そうですね。その力を上手く扱える様になってくれれば、エリシアは魔力とマナの両方の力を使える凄い精霊使いなれますね」


「……まさか。リース君、それを狙ってエリシアちゃんを挑発するような事ばかり言っていたの?」


「……いえ、あれは素で言ってただけですけど。それがどうかしましたか?」


「ううん。なんでもない。弟子にも容赦が無いんだないなあって、思っただけ」


「そうでしたか……あ! そういえば。ナナリーさんに1つ質問したい事があったんですよね」


 ナナリーさんと旅をし始めて、一番気になってる事を今聞いちゃいましょう。


 せっかくの2人きりですしね。


「ん~? 何かな? リース君」


「ナナリーさん。僕の事好きでもなんでもないですねよ?」


「………なんで? なんでそう思うのかな? リース君」


「だって村で再会した時のタイミングとか明らかに可笑しかったですし。ロジーさんが僕を嫁がせようとか言った時、本気で怒ってましたよね? むしろ。ナナリーさんは僕の事を……」


「お喋りはここまでにしようか。リース君。私はただ、王都に行って魔道具の事をまた学びたいだけ。それだけだから……それ以上踏み込んで来られたら。容赦しないけど。良いのかな?」


 ニコニコ笑顔で凄いこと言ってますね。この人……王都に行って何をおっ始めるきなでしょうか? 


 それはそれで見たいまでありますね。少し泳がせておきましょう。


「いえ。特にはありませんよ。エリシア探し再会しましょうか」


「うん。それが一番良い正解だと思うよ。行こう行こう!」


 正しい正解ですか。いったいナナリーさんという人は本当はどんな人なんでしょうかね。

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