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22 はじめてのギルド





 ふう、つっかれたー 魔物の討伐、終わったぜ。 

格好をつけて魔法で作った剣を魔物にぶっさして足を乗っける。 

騎士たちの真似をして剣で戦ったんだ。 本当の騎士からしたらめちゃくちゃに剣を振り回しているように見えるだろうねえ。

たくさん怪我をしちゃったあ。

最近、Bクラスの魔物を倒せるようになったんだよ。 倒すのに時間がかかってけがを負っちゃったけどね。 

今さっきまではCクラスの魔物の討伐をしてたんだ。



 実践や実験、研究によって着実に成長している。

 でも転移をまだ成功させることができてない… まあ時速150㎞ぐらいで走ることができるようになったから、いろいろなところにすぐに行けるよ。 地面の上はもちろん水の上もバシリスク(水上歩行ができるトカゲの仲間)みたいに走れるぜい。 自分の部屋の近くや小屋の中のことなら遠くを見ることができるようになったよ。







 8歳になったから、冒険者組合、ギルドに行って、冒険者登録したいな。 8歳になると冒険者になることが可能になるんだよね。 私、8歳で冒険者になれるなんて、とても早くないかって感じるんだけど。 この国のギルドは指導がしっかりしているらしい。

 アイテムボックスの中にたくさんある魔物を倒した後に出てきたものを売りたいな。 自分の冒険者のレベルに合わせてこつこつ売ろうかな。












▽△▽△▽△▽△














 隣の領地のギルドの前に到着したよ。 冒険者になれる年齢は過ぎているけど、小さい子供で女子だからってなめられないように、しっかり変装をしている。 早くシークレットブーツを買いたいな。 あっ、今日買いに行こうか。


 この場所まで来るのに工夫したよ。 自分が暮らしている領地は周りに4つの領地が接している。 こっそりと別の隣の領地に透明になって荷物に紛れて行き、到着した領地からいまいる領地に通行料を払って来た。 





 憧れていたギルドだー よし、ギルドのなかに入るぞい。 

 ドアを開けると、カランカランとベルが鳴る。 

 わあ、人がいっぱいだ。 がやがやしてとても賑やか。 外からだと喧騒があまり聞こえなかったけど、防音の何かがあるのかな。 こんなに人がいるのは辺境に魔物がたくさんいる怖い森があるからかな。 

この領地の隣に位置する領地はたいてい魔物が多い。 私が住んでいる領地も隣接しているのに魔物が少ないほうだ。 なんでだろ。 




 部屋の中をぐるりと見まわす。 左側にある壁に張り紙がいっぱい。 まっすぐ前を見ると、窓口がたくさんある。  

 どこの窓口に向かえばいいだろう。どこでもいいのかな。 

わお、誰かにぶつかる!

かわして、ぶつからずに済んだよ。 

「ごめんっ。前を見てなかった。」

がっちりとした鎧を着たおじさんに謝られた。

ただの前方不注意かー

なめられたりいちゃもんをつけられたりするのかと思って身構えてしまった。そう誰でも疑うのはよくないよね。


「おまえ、ほかの受付がいっぱいだったから厳しいヘレーネ様のところに行ったんだけど、狩った魔物からとれたものの品質が良かったから褒められた!」

「えっあのヘレーネ様に!? おまえ、すごいなあ!」

「そうだろ~」

さっきぶつかりそうだった人がいるグループの人たちが受付のヘレーネさん?について話しているね。 ヘレーネさんってどの人のことだろう。


他にも、

「今日もヘレーネ様、いい声でかっこいいよね~」

「うん! そうだねっ。」


「今日いつもの人が風邪で休みだったから、ヘレーネ様に訓練の相手をしてもらったんだけど、コツをつかめた! もうあの人ホントすごい!! あの感覚を忘れずに自分でも訓練を続けて成長するぞ!」


って、なんか、他の男の人も数少ない女の人もいろいろな人がヘレーネさんを話題に出しているね。

とてもすごい人なんだね!


 目に力を入れて大体20m先にある受付に立っている人たちの名札を見る。

あっ、見つけた!

ヘレーネさんって女の人だったんだ。

ショートカットで、前髪を斜めにして目を少しだけ隠している。 切れ長の目でたしかにカッコイイ人だ。 あの人のことだね!

受付の人の中でとても強そうだよ。


レーネさんっ、ステータス見させてもらいます。


レベル高いじゃない! なぜ受付嬢をしているのだろうってぐらい。





たくさんの人が口々に話題にしている、ヘレーネさんのところに行って冒険者登録だ! 












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