19 女神さまとの初対面
「おーめでとーうございまーすっ! あなたは2351年ぶりに私に選ばれました!」
パーン!!
お・め・で・と・うと書かれたくす玉が頭から降ってきた⁉
ここどこよ。 なんか急にどこかに連れ去られた。 風船やパーティーリングやらが真っ白な部屋の中にある。
てか、いやなんでそんな中途半端な数字?
「私は、今この国では、エズウェと呼ばれている女神です。 いやあ、ちょっと私がつまらなくなって、刺激を求めるためにあなたを呼び出したわけですよ。 テキトーな時間に呼び出したら、あなたが来てくれたわけです!」
「うあっ。」
にゅっと急に横から女神様がどこからか現れた。 心の中で思っていることが読まれている? 女神様だから?
「ヴェルカー王国の前は、リュディガイナ帝国だったんだけど、その時は、男の姿だったんだよね。 前回に呼び出した人は帝国の勇者、ラファエル・ヴィルケ・グローネフェルトだったんですよね。 何かほかに質問がある?」
ええと、なぜ私を転生させたの? なにか使命とかあるの?
・・・・
「何でも言っていいよ。」
えっ、この女神様、心読めないの? 神様って全知全能なんじゃないの?
「なぜ私を転生させたのですか?」
「テンセイ? えっあなた、転生したの? いつの時代から? どこから?」
「えっと前世は地球で…」
「地球? なにそれおいしいの? じゃなくて、地球ってなに? どんなとこ? 教えて教えて!!」
きらきらと目を輝かせて私のところに詰め寄られた。
「教えて、教えて!!」
さらに、私の肩をがくがく揺さぶる。
「教えるから、それやめて~」
「わかったよ。 はやく教えてね。」
「えっと、ここよりも魔法ってものがなくて、技術が発展していて……」
「ふむふむ」
▽△▽△▽△▽△
うう〜む。
かれこれ1時間、話をさせられた。 喉カラカラ。
「ふ~ 教えてくれてありがとね。 もっと教えてほしいけど、マレちゃんは聞きたいことが何かある?」
「ええと、女神の加護を7歳になって与えられえたら、レベルが急に上がったんだけど、どうして?」
「それはレベルのリミッターが外れたからだよ。 まあ、人間でそんなレベルのリミッターに達する人はそういないけどね。」
「加護を与えられることによって、思考統制されるの?」
「いや、そんなものはないよ。」
よかったー
「こうして呼んだことだし、あなたは聖女になりたい?」
「いや。」 0,1コンマも開けずに返事した。 いやに決まっている。 権力とかごにゃごにゃめんどくさいだろう。
「ああ〜 もう時間だね。 じゃんけんしよ。 じゃんけん……」
えっ急に?
「ぽん」
私がグーを出して、女神さまはチョキを出した。 私がじゃんけんというものを教えたんだ。
勝ったぜ。
だんだん手がすけていっている気がする。
「わかった。 聖女になるのはなしね。 マレちゃんといるのは楽しいから、また呼ぶね。 人生、楽しんでね~」
身体が完全に消えて、意識が途絶えた。




