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18 魔力測定









 今日がレベル測定の日。

 王都にあるこの国で一番大きなオモノート教会に来ているよ。 今はおとなしくお行儀よく座っています。 隣の席の子としゃべりあっている子がたくさんいる。 豪華だー。 壮麗だー。 ステンドグラスは、いろんな色彩を織り交ぜて光を通している。 太陽の光がガラスを透過するたびに、赤や青、緑の光の粒が床に広がり、まるで虹の中にいるようだね。 大理石の床は磨き上げられて、まるで鏡のように周囲の光を反射している。 天井を見上げると、壮大な壁画がある。 空気はひんやりとして、神聖な雰囲気がが漂っているね。 教会ってすごいんだー


 今は親の爵位が私も含めた伯爵の子たちが集まったところかな。 家の地位が低いものから集まっているんだって。



 おっ。 全員揃ったっぽいよ。 

司祭さんが話を始める。 この世界についてとか、神話とか、魔法についてとか。 親に眠らないようにって言われたけど、眠くなる心配はなかったよ。 家族は眠りそうになったことがあるのかな。


 司祭さんのたぶんありがた~い話が終わった。 さあ、みんながお待ちかねのレベル測定だ。 測定した人から、帰っていいらしい。 親の爵位が高い人からするんだ。 私は、公爵と辺境伯と他の伯爵の子たちを待てばいいね。 


 よし、そろそろ、手袋を完成させますか。 自分のレベルはいくつだったかな。

 うん? ここに来ている道中で確認したよりも、レベルが全部かなり目を見張るほど高くなっているんですけど!!

今の私のステータスは…


【名前】 マレナティーヌマ・ポンフィ・ベヒシェタイン (人間)

【レベル】81

【MP】186/186

【スキル】魔力感知、魔力操作 情報回覧 ・・・

【魔法】闇、光、土、火、水、無、その他

【その他】転生特典 (メモ帳 カメラ フォト ・・・)


だね。



 なんで高くなっているの? これってどういうこと? いったいなにがおきたんだ? いくつかの可能性があるかも。 司祭さんの「エズウェ様の加護がありますように」っての締めくくりの言葉の後にキラキラしたのが降ってきたのと関係ある? この国で信仰している宗教の神様の祝福のおかげ? 節目だからあがった? それとも、思想を統制するためのやつ? それはいやだな。 何の力が働いているの? また、調べてみよう。 



 何があるかわからないからって、どれくらいレベルを下げるかってのを設定しなくてよかった。 

でも、問題が… 大人顔負けの数値がたくさん… 大人でも、非戦闘民のレベルの平均は50だぞ!?

 いろんなものをレベルを低くすることを試してみたけど、こんなにもレベルを下げたことがないっ。 下げすぎて壊れちゃったらどうしよう。 絶対に避けなければ。 あわわわわ。 慎重に… これくらい下げようかな…? 普通の人の平均はこうだから、こうして…

 よっしゃあ! 壊れなかった。 ふう。





 すぐに私の名前が呼ばれた。 自分の番がきたね。 この国に少ししかない詳しく正確に調べることができる水晶のうちの一つの前に立ち、手をかざそうとすると…





 



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