17 はじめての王都
ガタゴトガタゴト
はじめて魔物を倒した3日後に王都に行くよと言われて準備して、三週間、ずっと馬車に揺られている。 もうすぐ着くらしいよ。 道中、いろいろなところに降りて寄り道をして、買い物とか景色とか宿とかを満喫した。 明日は、王都の屋敷で私の7歳の誕生日パーティーをしてもらうんだ♪
関所を通り、王都に入る。 おお⁉ 到着! 初めての王都だー!
王都に向かった一番の理由は、教会でレベル測定をしに行くためなんだ。 7歳になる子たちが集まるよ。 この国に住んでいる人は、7歳になったら、貴族は王都でお金を払って、平民は地元で無償で、みんなが測定をするんだ。 測定器はピンキリだ。 私が測りに行く予定のこの国で一番大きいオモノート教会や王城などのは、詳しく個人の情報を知ることができるよ。
私は、自分や他人のステータスを簡単に見れるし知っているから必要ないけど、みんなは、自分も含めて知能が高い生物のステータスを見えないし測定する必要がある。 成長させて究めてレベルを変えれるとはいえ、ステータスの結果によって今後の方針にかかわってくる場合もある。 7歳までは魔法を使ってはダメってなわけじゃないよ。
魔力測定の日に必要なアイテムがこれ!
じゃーん! 手袋ー!!
魔力測定の日のために、この手袋をつくってもってきたんだ。 レベルを少し下げることのできるやつ。 レベルを上げることはできない。 自由にレベル設定を変えることができない。 つくるのにたくさんの時間がかかったよ。 もっと便利にしたいな。
まあ、今回の魔力測定、7歳には見合わない力を持っているけど、ばれないでしょ。 庫の手袋を持てば大丈夫しょっ。 7歳のレベルの平均値を資料でしっかりと確認したし、OKだと願おう。
▽△▽△▽△▽△
「ああ~ やっと休める~」
買い物は楽しいけど疲れる~
王都にある屋敷についた最初の二日間は、屋敷の中でゴロゴロした。 そしてその次の日から、王都を探索している。 王都はたくさんのものがあるね。 ドレスも買ってもらえたよ。 ドレスを着れて楽しかったし、うれしかった。 でも、疲れた… 勝ったドレスうちの一着は、レベル測定の時に着るんだ。
この国の王族や侯爵、公爵についての顔と情報を簡単に覚えさせられたよ。 この国は、第一王子は私の11歳年上、第一王女は10歳年上、第二王子は9歳年上、第二王女は7歳年上、第三王子は5歳年上って感じだから、エルティナお姉さま以外、王族とはかかわりがなさそうだ。 王子と恋に落ちて進展が~っていう、乙女ゲームチックなことはおこらないはず。 乙女ゲーム、やったことはないけど。 wab小説で主人公に転生した〜とか悪役令嬢に〜とかのやつを読んだだけだね。 気にするべき同い年の貴族は、公爵令息のルサード・トートレーベンだとわかったよ。