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15 初めての魔獣との遭遇




 はあ、実験や訓練楽しいな。 魔力量がとても増えてる。 ハハハ、私の周りの地形がすごい。

 あちらこちらに異様な土の盛り上がりがあったり、クレーターができていたり、岩が溶解していたり・・・・・うん、悲惨だね。 完全には無理だけど、できるだけ元に戻さなきゃね。 ここに来る人を見たことがないけど、もしここに誰かが来たら困っちゃうもんね。

 今私がいる、この巨大なため池はこの前、勢いよく水を注ぎこんででできてしまったんだよね。 これは便利だからそのままにしてるよ。



 ところで、今何時だろ? そろそろ帰るべきかな。

 魔法を使ってると、つい時間を忘れてしまうんだよね。

 時計は、必需品。 この時計はアラーム機能がある。 アラームがついている時計なんてどこにも売ってないよ。 自分でつくったんだぁ。 ストップウォッチもつくった。 腕時計はまだないね。 小型化は難しすぎるよ。




 


 うん?

 突然、何かが戦っているような嫌な気配がした。 空気がピリピリしている。

 探知魔法によると、人同士が争っているわけではないみたいだけど… もっと森の奥で何か起こっている? 


 魔法を使って、素早く、森の奥へいく。 かなり奥まできちゃったね。 ここらへんだったような… 周囲を見回すと… かわいい白い子犬が怪我して、地面に倒れている。

「大丈夫⁉」

 駆け寄って助けようと思ったら、なにか嫌な気配がして… 突然、はやい魔法の攻撃が飛んできた。

「うわっ!」 危なっ!!

 いそいで魔法で対処する。

 ドン!!

 大きな音を立てて、向かってきていた攻撃がようやく止まった。 うわあ、森の木を何本へし折ってんだ。 環境破壊反対!


 

 攻撃が来た方向を見ると、なんか変な笑みを浮かべた豚のようなやつがこっちを見ながら突っ立っている。 

お父様の書斎のある本に書いてあった… きっとあれがオークってやつなんだろうな。 うん、ステータスによるとオークで間違いなし。 

感じた嫌な気配って魔獣のことかっ。 初めて魔獣を見る。 小汚い鎧を装備して、血がべっとりついていて真っ赤だ。 

でもなんか、小さい? 体が私よりも小さいのに、持っている斧でっか。 よく持てるね。 私も持てると思うけどね、その斧。(キリッ)




あいつにこの子がやられたのかなと思って、白い小犬を見る。

「グルルルル…」

 地面に伏しながら精一杯威嚇している。

 オークだけじゃなく、突然の乱入者の私のことも怖がってるみたい。 危害なんて加えないのに。

 「ちょっと待ってね。 悪いようにしないから。」

犬のもとに駆け寄って、光魔法でけがを治す。 殺菌や消毒しつつ、傷口から血が止まるように、と。

 次の瞬間犬が流していた血が止まり、傷口が塞がった。

「ワオ!?」

 犬は戸惑ったような声を出して、治った自分の足を見つめた。

 警戒心を少しゆるめてくれた。 かわいい。








私の文に’……’多いね。

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