軽い男
こちらは『青とポニーテール』から続く四作すべてに登場しているエドワードが主人公の話となっています。
もちろん単独でも問題なく読めますが、読者様の苦手とする、または不快になる何かしらの要素が含まれている可能性がありますので何でも大丈夫という場合に限り読み進められることを推奨いたします。
私は生まれも育ちも田舎の平民一家の息子である。
家はベント伯爵領内にあり、領主の子息のジョシュアとその近くに屋敷を持つノース男爵家の子息アレックスはちょうど同じ年に生まれた幼馴染としてよく一緒に遊んでいた。また、同じく隣家のケントに至っては一週間違いで生まれ、赤子の頃から双子のような扱いで家族ぐるみの付き合いをしている。
昔は平民と貴族の間には身分差という隔たりがあり、いろいろな面でかなり不遇な扱いを受けていたと聞く。ただ顔を合わせて話すだけのことさえも畏れ多いなどという時代があったとは驚くばかりだ。
私たちが生まれた時にはすでに名目上貴族制度は廃止され、身分差のない皆平等で自由な暮らしが当たり前の世の中になっていた。ジョシュアとアレックスが貴族と呼ばれる存在だと知ったのもだいぶ成長してからのことだった。彼らの親たちも本当に普通で一度も権力を振りかざすような態度を取られたこともなく、子供たちの扱いは完全に同じだったからである。よって学舎に通いだしてから学ぶ中でそういったことをようやく知ることになったのだ。
いつも一緒にいるジョシュアとアレックスが貴族の子息だと初めて知ったケントの言葉が「お前たちは貴族だったのか!?俺らと同じ平民だと思ってたぞ!」であった。だがそれに返した当時のジョシュアの言葉はまだ子供だった自身が感動を覚えるほどのものだった。
「まあそうなんだけど、正しくは貴族という名の平民みたいなものだから結局は俺たちも平民だよ。それにそんな名前なんてどうでもいい!お願いだから何も変わらず今まで通りの親友でいてくれ!」
「もちろんだ!俺たちはみんな平民だ!」
「‥‥‥‥」
私はジョシュアの今まで通りの親友でいてほしいという言葉に感動していた。
それなのにそこではなく、ケントは俺たちも平民だというところにフォーカスしてそう言葉を発した。だからそのケントに対して突っ込みを入れるべきかやめておくべきかと思考し始めたところでジョシュアとアレックスは二人揃って「そうだ!その通りだ!」と言ってただ楽しそうに笑っていた。それを見た私の心はとても温かくなり、三人のことをまとめて抱きしめたいという衝動に駆られたことはよく覚えている。
思えばその時から無意識に私の気持ちがいい方へ選択する人生が始まっていたのかもしれない。
気持ちがいいというのは心が軽く晴れ晴れとしていたり、ポカポカと温かくなったりと穏やかな状態のことである。
反対に気持ちがよくないのは心が重くズーンとなったり、心臓がギューッとしたりキリキリと痛んだりモヤモヤとする状態のことだ。争いや競争(勝負ごと)などで興奮したり怒りの感情を爆発させる時も同様である。そして非常に残念なことにこちらの状態の方が圧倒的に多くなるように仕組まれているのが現世なのだ。
私は幼少の頃からこの心が重くなる状態が本当に苦手だった。
親にもどうしたらこれが来なくなるのかと真剣に尋ねたこともあったほどである。当時私の親はそれをそのまま言葉通りに受け取り医者に診てもらおうと答えた。結局は連れていかれた先の医者との問診により、何かの病気だと疑っていた両親を医者が納得のいくように説明してくれたことで事なきを得たのではあるが、医者さえも自身が求める答えを持っていないのだと知り絶望していた。
振り返っても幼少時からこの三人に嫌悪感や緊張感を感じたことがなく、常に心が穏やかでいられたことはものすごい奇跡のようにも思えた。
例えば自身が楽しく遊んでいたおもちゃを誰かほかの子に貸してほしいと懇願された時、私の心は〔嫌だ!今自分が楽しく遊んでいるのに貸したくない!〕と言っている。でも頭では『親も先生も仲良くしないとダメっていうし。貸してあげれば?っていう‥‥』となるわけだ。そして心か頭のどちらかを選択して返事をすることになるが、私は決まって我慢する方を選び懇願してきた子に貸してしまうのだ。周りにいる大人たちは皆そんな私をえらいねと言って褒める。なのに私の心は一度として喜びも誇らしさも感じたことがなく、モヤモヤとした虚しさだけが残った。
だがある日同じような状況になり、ちょうど隣で遊んでいたケントが私が返事を返す前にこう言ったのだ。
「このおもちゃは今エドが遊んでいるからエドが遊び終わるまでは貸せないよ」と。そして何事もなかったかのように遊びに戻ったケントにその子はそれはいじわるだと叫んだ。だがそれに動じることなくいじわるじゃないと返し、その子が持っていた別のおもちゃを奪いとった。
「こういうのがいじわるっていうんだよ」
そういって突然おもちゃを奪われ唖然としていた子の手にそっとおもちゃを戻した。そしてエドはやさしいから遊び終わったら絶対に貸してくれるからとその子に笑いかけたのだ。
その日はうれしくてうれしくて仕方がないのになぜか涙が溢れてきて困るという初めての体験をした。あんなに心がモヤモヤとするばかりだった日々が一転、自分の中に蔓延っていた常識が覆り、ケントのように思う通りの言動をすることでもうあの苦手な状態を堪える必要もなくなるのではという光明を見た気がしたのだ。
そうして私にとって心が穏やかでいられる三人とはずっと一緒に過ごし成長していった。小等学舎、中等学舎を経て王都にある高等学園への進学も決めた。
ジョシュアとアレックスは貴族なので高等学園への進学は義務だが私とケントは平民なので義務ではない。だがやはり王都へ二人と一緒に行き、三年間をともに過ごしたいという思いが強く、私たちも進学することを決意したのだ。
運がよいことに、学園の寮の部屋はジョシュアとアレックス、私とケントという組み合わせで一緒になり部屋もとても近かった。子供の頃には互いの家に泊まりで遊びに行くことも多かったが、長く暮らすというのは初めてで皆ワクワクとしていた。入園式では四人とも同じクラスだったことがわかり、どれだけ強運なのかと驚愕した。
初日にはジョシュアから気になる子がいるとの暴露があり、どんな子なのだろうと想像していたところ、まさかの同じクラスメイトだった。それにはジョシュア本人が一番驚いていた。まずはなんとかよい友人関係が築けるよう皆でジョシュアが気になる子、リナに毎日のように話しかけた。
最初は単にジョシュアが彼女と仲良くなれるように協力する形を取っていただけだった。それがいつの間にか皆が普通に彼女と会話することが楽しくなっていて、気づけば私たちの関係の延長線上にリナがいた。
しかもジョシュアはそんな状態でもまったく不満を漏らすことなく皆でこうして毎日楽しく話ができて幸せだと喜んでくれていた。本当に性格が良すぎる困った男である。そのうちリナは最初から仲良くしていたジュリアという子以外に四人の女子生徒が加わり六人グループになった。そのうちの一人は入園式で転んでいたところに手を貸して立ち上がらせた女子生徒だった。
彼女のことはあまりしっかりとは記憶に残っていなかったが、初日に前日の入園式でのことに対してわざわざお礼を言いにきてくれた時に思い出した。傍にいたケントとアレックスがオブラートに包むことなくストレートに邪魔なところに立っていたから倒されていた子だと口にしたことでそれが鮮明になったからだ。
そんな彼女の名前はマリ。侯爵令嬢であるということだがそれをとても誇りに思っているようだった。それになんというか異質さを感じ、そのせいなのか実年齢より幾分落ち着いているような印象を受けた。
私たちは昔と変わらず毎日いろいろなことを話し笑いあって過ごした。
そして皆読書が好きなので度々ライブラリーに足を運んだり、それぞれが好きな楽器を奏でに音楽室に行ったりもしていた。四人の共通の好物、コーヒーとコーヒーゼリーを求めてカフェに行ったり、ベーカリーのボリューム満点のかつサンドを買い置き、その日の授業終わりにおやつとして食べながら楽しく気ままな学園生活を満喫していた。
あれは季節の変わり目、少し寒さを感じるようになってきた頃だった。
アレックスは隣のクラスの女子生徒であるメグという子から告白を受け付き合うようになった。それを知った私の最初の感想はメグは人を見る目があるに違いないということだった。
四人の中でも一番周囲から誤解されやすいタイプなのがアレックスだ。
彼は目つきが鋭く割と何でもはっきりとものを言うところがあるのでよく知らない人からするとその印象は近寄りがたい人となってしまうのだ。だが実際彼はやさしくとても誠実でまっすぐな性質の頼りになる男だ。だからそんなアレックスに告白をしたメグは絶対に人を見る目があると確信していた。
そして日々は過ぎていき、早くも二年への進級を迎えることになった。
クラス替えとなり、今度はさすがに四人が同じクラスになるという奇跡は起きなかったが、それでも私とケント、ジョシュアとアレックスが一緒になれたことはかなりの幸運であったことは間違いない。だが残念なことにリナとは離れてしまい、ジョシュアは特に落ち込んでいた。
それでも私たちは昼の休憩時にはほぼ毎日、コーヒーとコーヒーゼリーのためにカフェに通っていたので必然的にそこでランチをとっているリナに会うことができた。ライブラリーに行けばそこで会えることも多く、彼女も会えば必ず挨拶をしてくれるし何かしらの会話はするのでまったくコミュニケーションが取れなくなったわけではないのが救いだった。
だが二年になってしばらく経ったある日、ジョシュアが異変に気付き、私たちにそれを伝えてきた。
「リナがいないんだ。いつもの六人グループが五人になってる」
「ん?それは今日偶々じゃないのか?」
「俺がリナがいないことに気づいてから今日で三日だ。さすがになんかおかしくないか?皆どう思う?」
確かに言われてみればおかしいと全員が思った。そこで私たちはもし明日も同じ状況だったらリナと同じクラスのアレックスの彼女であるメグに頼んでリナのクラス内での様子を探ってもらい、あとでどうだったか尋ねてみることにした。
やはり翌日もリナを除いた五人でカフェにいて楽しそうにしているのが確認できたのでアレックスからメグに話が行きリナの様子を教えてもらえることになった。
実はリナと同じクラスになったメグはアレックスから彼女の話を聞いていたため仲良くなれそうだと思い楽しみにしていたそうだ。だが初日からライアという子がベッタリと纏わりついている状態でなかなか話しかけるタイミングがなく、気づけばクラス内はいくつかのグループに分かれていたという。
そして当然のようにリナとライアは二人組である。
しばらくは仲良く二人で過ごす姿が見られていたが、ある時から様子が変わりはじめ、ついにリナが一人でいる姿を見るようになってしまう。ちょうどその頃にメグと仲の良いカレンからその状況に関しての重要な証言を聞き、これは早くアレックスにも知らせなければと思っていたそうだ。
カレンがメグに話したのは自身が偶然その場にいたことで聞いてしまったというリナとライアの会話の内容だった。リナがライアに対してなぜわざわざ五人に嘘を吹き込みに行ったのかと問い、それに対してライアは気まずそうに目を逸らすばかりで答えずという不穏な空気が漂う中、最後はなぜかライアが私だけはずっと親友で傍にいるからそんなことは気にするなと笑顔でリナの手を取っていたという。
これに関してはのちにリナと仲良くなったメグが本人から聞いた話として教えられた事実がある。
まずライアと気まずくなる前にリナは突然五人から無視されるようになっていた。
それにショックを受け、なんとか話し合おうとしたが避けられるばかりでどうしようもなかった。
それがある日突然ジュリアから呼び止められ無視されることになった経緯を聞かされた。
ライアが集められた五人にリナがグループから離れたがっていることや本当は五人が嫌いなので悪口を言っているというようなことを告げ、それを真に受けたジュリア以外の四人は激怒しリナの無視を決めたということだった。
これをすべて聞いた私は正直突っ込みどころが満載すぎて、逆にもう何もいうまいと沈黙を選んだ。唯一気がかりなのはリナのことだが、彼女はもう過去の事として忘れるのだと元気に前を向いていた。そんな彼女を支えるようにいつも一緒にいるようになったメグが昼休憩時のランチグループの中に私たち四人も入れるように取り計らってくれた。
以降、合計十人もの大所帯で学園裏庭の通称地味庭でワイワイと楽しく過ごした。これに一番喜んでいたのは言うまでもなくジョシュアだ。以前よりもわかりやすくリナに夢中な様子でそこにいる誰もが微笑ましく見守っていた。
そしてついにジョシュアが告白の決心をしたが、その翌日にはやはりメグの協力を得て、まずリナに自身と付き合えるか否かを判断してもらい、その結果次第で、という方針に変わっていた。ジョシュアは私たちから見てもいい男だと言える容姿をしているし、明るくやさしい性格で非常に頭も良い。異性からは確実にモテる部類の人間であるはずなのに、どうしてなのか彼は臆病になってしまいがちなのだ。
結局アレックスは快くその方針に賛同し、メグに話を持って行った。
私たちはきっとうまくいくだろうと思い、二人を冷やかそうと意気込んでいた。
ところがさらに翌日、急転直下の展開が待ち受けていた。
ジョシュアがクラスの違う女子生徒から告白されたのだ。
しかもそれを受け了承し、二人はその日から彼氏彼女という関係になった。
私たちがそれを知ったのはその日の授業終わりで、ランチの場に来なかったジョシュアを心配して彼のクラスに向かった際、直接告げられたからである。あまりに驚きすぎて私とケントは固まってしまったが、ちょうどそこへナタリーがやってきて、ジョシュアの手を取りどこかへ行ってしまった。同じクラスであるアレックスも私たちが来る直前に知らされ驚きで何も話せなかったと肩を落とした。
それから三人でそのまま寮へと帰ったが、アレックスたちの部屋で少し話をした。これまでは私たちの間で今回のような戸惑う経験をしたことがなかったが、今までずっと相手を尊重してきたように、ジョシュアの今回の選択も尊重し、見守ることに決めた。ただアレックスはすでにメグに話を通してしまっているためそれに関してはきちんとジョシュアと話し合うと言っていた。
そんなことがあり、ランチの際も漂っていたなんとなく気まずいという空気感も徐々に変化し、数日後には以前と変わらない笑いの絶えない楽しい空間に戻っていた。ジョシュアはナタリーも連れて今まで通り私たちと一緒にランチをと考えていたようだがナタリーがそれを拒否した。二人っきりがよいと言われ、悪い気はしないジョシュアもそれに賛同したことであれからジョシュアが抜けた形となり今は九人になっている。
その九人は皆それぞれに趣味嗜好があり、卒業後は当然異なる道へと進んでいくが、誰一人として相手に意見を押し付けたり否定的な発言をしない。だから本当にここは居心地が良かった。
リナも以前から話している通り、興味を持っている魔導技術に関する情報を収集しながら卒業後に向かう留学先の選定に入ると瞳を輝かせている。そして私もそろそろ学園を卒業した後のことを考え始めていた。
そんな中、マリから手紙をもらった。
正確には同じクラスの女子生徒の一人から手渡されたのであるが、返事もその彼女に渡すよう本人とマリの手紙にもそのように書かれていた。
内容は同じ学園にいるのにまったく会えずさみしいのでどこかで二人きりで会いたいということだった。確かに私たち四人はもうカフェには行っていないし、ほぼ毎日裏庭でランチをとっているということもあって会うことがなかった。実はコーヒーもコーヒーゼリーも食堂にあることがわかり、そのためにカフェに通っていたようなものだったので自然と足が向かなくなっていた。コーヒーに至ってはボトル詰めのものならばベーカリーでも売られていた。そして裏庭は前庭とは正反対の地味で静かな環境だ。ある意味学園の看板のような役割をする前庭には噴水もあり、美しく派手なその季節の花々が咲き乱れる。特にバラの季節はそれは見事なバラ園となる。よって大体の生徒が前庭に集うのだ。そして裏庭には興味を持たない、もしくは知らないものも多い。
私は手紙を読み終えた時点で迷うことなくすぐに返事を書いた。手紙を書いてくれた礼と二人で会うことはできない旨を記し、その彼女に手渡したが、どういうわけかまた数日後には二度目の手紙が同じようにして届けられた。
そこには前回とは全く違い、彼女の私に対する恋心だけが綴られていた。
私は自惚れるわけではないが、マリの視線や言動からその感情が自身に向けられていることには気付いていた。ただ私は彼女とは真逆の価値観を持っていて、どうあっても私たちが心地よくいられるということにはならないのだ。だがそれは決して善悪や正しい正しくないではなく、単に選ぶ方向性が違うだけの個人として尊重されるべき生き方なのだ。
彼女はリナの件でもわかるように、支配、コントロールを好み、パワーでこの世を牛耳る今のピラミッド社会上層を目指しているのだと思われる。それは即ち私が最も苦手とする緊張感、恐怖感、焦燥感、不安感から決して逃れられない世界に留まり続けるということだ。興奮や怒りで体内が燃え上がるような状態になるのも同様で、私はもうそちら側からどんどん離れて行く段階を踏んでいる最中なのである。したがって彼女とは絶対に一緒にはいられない。
彼女のように何かしらの刺激を求め、そういった環境を好むもの同士が集う場所には心が沈み込むような重いエネルギーが満ちてゆく。反対に、支配もコントロールも望まず執着もしない、個性を尊重し調和で成り立つ争いも競争もない社会でただ心が穏やかでいられるのを求めるものたちが集う場所には心が開放されるような軽いエネルギーが満ちるのだ。
どこかの国では類は友を呼ぶという似たもの同士が引き寄せられることを意味することわざがあるという。まさにそれが無意識にその時の自身の感情や思考に合う人や場所に集うという自然の摂理なのだろう。
私にはマリ自身も本当はそのことをよく理解しているように感じられた。
だから私も素直に好意に対する感謝の言葉となぜ私たちが同じ学園内にいても会えないのかということ、すでに互いが別の道へ歩み始めているということをそのまま書き記した。
その後はもう手紙が来ることはなくなった。
そして三年に進級し、皆が卒業に向けて少しづつ動き出し始めた。
私は卒業後は家の伝手先である魔導式自動車の専門学校がある外国へと向かうことになった。
考えてみるとこれまでずっと一緒に過ごしてきたジョシュア、アレックス、ケントと初めて離れ離れになるということに気が付いた。だから当然ものすごい寂しさで打ちひしがれるのかと想像していたが、まったくそのようなことにはならず、不思議と全員がいつも通りでそれぞれに進む道へと分かれていったのだ。
皆がしっかりと己のことに集中して生きているのだと感じられることが誇らしくとてもうれしかった。私の心は今、晴れ晴れとしていてとても軽い。
私はそんな軽い男としてこれからも邁進していくのだ。
読んでいただきありがとうございました!感謝いたします。
次作として『青とポニーテール』『待ち恋のゆくえ』『忘れ得ぬ瞳』の三作に登場しているミリーを主人公にした話を執筆中です。