愚者なる道化《フール・クラウン》~全てが終わった物語の続き。或いはこの先の未来へ~
ある日突然、人気ゲーム【アルカナ・カラミティ】の愚者である【アーミン・ウォーカー】に転生した主人公。アーミンはプレイヤーに立ちはだかる中盤手前のボスだ。三大ヒロインの元婚約者・元親友・元兄という情報過多な噛ませキャラ。ただ見た目だけが評価されている残念な存在であった。最期はプレイヤーとヒロイン達によって倒され、国家転覆罪として投獄されてしまう。直接的な描写は無かったが、国王からアーミンは極秘で処刑されたことを告げられるのだ。そんな残念キャラに転生してしまった主人公が目覚めると、奈落の底。身体もボロボロでアーミンとしての記憶もない。知っているのはアーミンというキャラクターとその性格、そして起こるであろう物語。主人公はヒロイン達に嫌われない様にこれから過ごそう、とするが─────もう既に出番は終わっていたらしい。はてさてどうするか。ヒロイン達の事は諦め、素顔を隠してプレイヤーとヒロイン達が繋ぐ正史を傍観しようとする。 「………あれ。アーミンって雑魚の筈なのにレベチ?どゆこと?」 主人公はこの身体に慣れていくに連れてこのアーミンに疑問を抱いていく。そしてゲームでは語られなかった物語が動き出そうとしていた。
※多少NTR要素などがあるかと思います。
※多少NTR要素などがあるかと思います。
~追憶の欠片~
2024/12/15 14:10
転生したら、全てが終わっていた件について。
2024/12/29 23:09