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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

意味が分かると怖い話

夢か現実か

解説は後書きで

 ある日、長い黒髪の赤い服を来た女性に追いかけ回されるという怖い怖い夢を見た。夢の内容を説明するのはかなり難しい。


  とにかく凄い形相で刃物を持って何か訳の分からない言葉を発しながら追いかけてくる。


  その夢は何故か俺が死んだら終わる夢。赤い服の女性に殺されたら目覚める。



  その後も何度も同じ夢をみた。俺は日常生活にも支障が出る程にストレスを感じていた。追いかけ回されるストレス。殺されるストレス。しっかりと寝れないので寝不足になるし、夢なのに凄い疲労感がある。


  そのうち殺される前に自分で死ねばいいじゃないかという発送に至った。


  最初の頃は自殺する事が凄く怖かった。中々出来なかった。手が震えて足が震えて。


  けれどももう追いかけ回されるのは懲り懲りだ。


  勇気を出して初めて自殺した。





  1回自殺してみれば何のその。2回目からは全然余裕で出来るようになった。だってどうせ夢なんだから。




  俺はそのうち夢の中で自殺するのに抵抗がなくなった。















  外を歩いていると、少し遠くに赤い服を着た長い黒髪を見かけた。その赤い服の女性はゆっくりとこちらを向いた様な気がした。


  夢の中だったのかよ!!妙にリアルに寒かったから現実だと勘違いしていた。



  俺はあんな思いをもうしたくないというトラウマから急いで近くで食事している人の所に走り、フォークを手に取り一気に首に刺した。


「きゃぁぁぁぁ!!」


  などと悲鳴やザワザワとした中、俺は意識を失った。あぁ、やっと夢から覚めれる。


【解説】

寒いのは冬だから。そして長い黒髪の赤い服の人はサンタクロースのコスプレをした女性店員。


男はもう精神がとても不安定な状況になっていて、夢と現実の区別が出来なくなる程になっていたのだ。


もう2度と男が目覚める事はないだろう。

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