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ダンゴムシ

作者: 一之瀬一

ふと立ち止まりキミを見つける


もしぼくがキミを見つけられなかったら

踏みつけていたかもしれない


アスファルトの上で

必死で手足をバタ着かせて動いているけど

全然進んでいるようには見えない


キミは

ダンゴムシ


ぼくの心が動く


周りから見たら

全然変わってなくたって


必死で

もがいてる

動いてるんだ


それでいい


そんなすぐには

進まないし

地味で変わり映えもない


ぼくは懸命に生きるダンゴムシを

そっと手で掬い

近くの公園の土の上に運んだ


キミは丸まっていた

急激な環境の変化は怖いだろう


ぼくのした事は

キミの為になっただろうか

それとも

ただの自己満足なのだろうか


ただぼくは願う

キミが誰かに踏み潰されないよう


キミは

ダンゴムシ

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