三章・第二十箱「ロボットでも死んだふりは有効なことが多い」
おはこんばんにちは海人藤カロでーす。
もうすぐ10月ですね~一気に寒くなりました。でもまだまだ頑張ります!
ではお楽しみください!
リボルトとクォンタム・アークは縁沢町の繁華街で暴走していたスケボー集団に目を付けて彼らを合体型カクメイダーに作り変えてしまう。
そしてその翌日、林間学校用の水着を買いに来たピュアリィナイツたちの前に合体型カクメイダー『ザ・スケーターズ』が現れ暴走を始める。
彼らを迎え撃つピュアリィナイツだったがどうも彼女らの意思はバラバラであった。アークにこだわって追い掛け回すギャラハット、ピュアリィナイツの戦いが辛くなって泣き言を心の中で呟くガレス、現状をまずいと思っているアーサー。ピュアリィナイツの絆が少しずつほころび始めていた。
〇
「どっせええええい!!」
エクスカリバーを振り回すアーサーだがスケーターズたちはひらひらと動いてそれをかわす。
「あーもう!だから合体型は鬱陶しいのよ!」
「これじゃあやっつけられないよぉ!」
あたふたするピュアリィナイツたちを見てリボルトは高笑いしていた。
「あーはっはっは!今回の合体型カクメイダーは速度特化型さ!捉えられるもんなら捉えてみな!」
「「「ヒャッホオオオオオ!!」」」
ぐるんぐるんとピュアリィナイツの周りを逃げ回るスケーターズたち。
どうにもできない状況が続く中、逃げたアークと追うギャラハットはというと。
〇
「待てええええ!!闘いなさあああい」
「ヤだね!」
ビュンビュンと繁華街のビルの間を抜けていくアークを黒茨の翼で追うギャラハット。
時折、旋回したり垂直に上昇、下降を繰り返したりしているにも拘らず茨の蔦を自由自在に操って方向転換してピッタリついてくる。
(毎度毎度こいつに付き合ってらんねぇし。どうにかして俺への興味をそげないものか。あ、そういえばコイツ俺が自分より強いからって付きまとってんだったな)
アークは逃げるのを辞めてくるんとギャラハットの方へ向きを変えるとそのまま突っ込んでいった。
それを見たギャラハットは満面の笑みを浮かべる。
「やっと戦う気になりましたか!!食らいなさい!!」
そういってロンギヌスをアークに突き立てた次の瞬間。
ドスッ!
先端がアークの腹に突き刺さり、アークは・・・。
「うわーーーやーらーれーたー」
と言いながら地上へ落下していった。
そして地面に激突してうつ伏せになって動かなくなった。
「・・・・」
明らかにワザとやられたクォンタムの姿を見て、ギャラハットは。
ゾワワワワワッ!!
髪の毛が逆立つほどブチギレていた。
「真面目にやってください!!」
やっぱりだめか。とアークはむくりと起き上がる。
「何故、何故真剣に戦ってくれないのですか!?」
「お前と闘うメリットがないからだよ」
「め、メリット?」
「お前さぁ、なんか俺のことを『愛してる』とか言ってたくせに結局自分の心がスッとすればそれでいいって感じじゃねぇか。俺はお前のオナホールじゃないんだよ」
「お、オナっ!?げ、下品ですよ!!」
「どうせ悪人だからな下品で結構だよ。で、なんだっけ、あ、そうだ。お前との戦いにメリットがない限り俺はお前と全力で戦うことはない」
「そ、そんな・・・。じゃあ私はどうしたら」
「そうだなぁ」
さて、ここでどう誘導すれば本来の目的に近づけるのだろうか。
「俺的にももっと強い奴と闘いたいとは思う。新しい武装の発想なんかも出てくるからな。でもお前とばっかり闘ってたんじゃそれもすぐ尽きる。ていうかもう尽きてるし。他の連中も強くして俺にあてがってくれたらまた全力で戦ってやるよ」
「ほ、本当ですか!?」
「その為にはお前がほかの二人を支えてやらなきゃなぁ?」
「そ、そうですね!二人が安心して強くなれるように助力しなければ!!ほ、ホントに二人を強くすれば戦ってくれるんですね!!」
「おう」
「っ!!!」
ギャラハットは大急ぎで苦戦する二人の元へと戻る。
(これで残り二人も強くならざるを得なくなるはず。そうすりゃ自ずとあのタツノオトシゴも動かざるを得なくなる)
しかし、この選択がクォンタム・アークとピュアリィナイツの関係を更に面倒なことにするとはやはり思ってもいなかったクォンタム・アークであった。
つづく
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