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転生して1/10プラモになったら村の守り神に間違われた話。  作者: 海人藤カロ
第三章「転生したら敵役のロボットだった話」
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三章・第二箱「悪の組織のロボットは大体顔の表面が剝がれてること多い」

おはこんばんにちは海人藤カロでーす。

三章・第二箱です!、まぁここまでプロローグというか話が動き出すのは明日からかなーって感じです。それでも色々と重要なことも載ってますのでどうぞお楽しみに!

 第二の世界での戦いを終えたクォンタムが次にやってきたのはアニメ文化に影響を受けて喪女と化したもじゃ女神様の世界であった。

 彼女の世界はニチアサの女児向けアニメの世界観でできており『ピュアリィナイツ』とか言う変身ヒロインが日夜悪の軍団と闘っているそうだ。

 そんな世界の中に外獣オトシゴが侵入した。奴はピュアリィナイツの強化変身アイテムを持ってきた新たなマスコットキャラとして彼女らに取り入ってしまっているのだという。

 知らず知らずのうちに外獣の力で連戦連勝を続けるピュアリィナイツのおかげで世界は崩壊へと一直線。そこでクォンタムに悪の軍団の新幹部『クォンタム・アーク』としての役割を与えてピュアリィナイツたちを打ち負かしてもらうことに。



「まずこの世界にいる勢力の説明をしますね」


第一勢力『ピュアリィナイツ』

 世界の平穏を最も大事にしている『ピュアフィリア』という妖精たちの力を借りて悪と戦う少女たち。

 悪の軍団によって滅ぼされたピュアフィリアの王国再建と己の世界を守るために日夜戦い続けている。


第二勢力『リベリオンズ』

 『世界に本能の開放を』という言葉を掲げて日夜悪事を働く集団。目指すのは『より人が人らしく生きれる世界』。抑圧され自分を押し殺して生きる現代の人々に『カクメイダー』という悪の力を与えて内に秘める心を解放させて怪物に変え、暴れさせる。彼らの真の目的は何なのか誰も知らない(もじゃ女神は知っている)。


第三勢力『外獣』

 今現在マスコットに成りすましてピュアリィナイツに取り付いている怪物。世界を破壊し異次元の同胞たちをこの次元に引きいれて全ての世界を食らいつくすことを目指している。


「と、こんなところですね。でももしかしたらこれから警察とか軍とか出てくるかもしれないです」


「基本的に世界は俺のいた現代って感じか」


「概ねそうですね」


 前の二つの世界は中世とかファンタジー感丸出しの世界だったがこういう世界だとクォンタムが自由に動きづらそうだ。


「今色々考えても仕方ないだろ」


「確かにそうだ。じゃあ行くか」


「は、はい!で、では貴方の体なのですが・・」


 彼女が用意してきたのはブレイククォンタムの素体を黒と赤でカラーリングした機体だった。大きさは人間と同じぐらいだ。


「おおー。ガンダムアクシードのブレイククォンタムじゃないか。これが黒字に赤のラインが悪者感半端ない!」


「これが『クォンタム・アーク』です。バックパックも十種類ほど用意させていただきました」


 ブレイククォンタムは多種多様なバックパックの換装によって様々な戦場に柔軟に対応できる機体である。


「本編では三つしかなかったのにな」


「これはどちらかと言えば私オリジナルですから。では」


 もじゃ女神はクォンタムのコアを機体の中へ入れた。

 グポーンと起動音が鳴り、目が光る。


「ずっとSDの視界だったからこの高さ久しぶりだな」


「すごい。動いてる。写真、動画撮って、神ッターと神スタグラムにあげなきゃ」


「そんなもん後だ。とっととこいつを送れよ!」


「う、うるさいな。もう。いいい、言われなくてもわかってるし」


 頬を膨らませながらクォンタムの方へ両手を向ける。


「ま、まずは、リベリオンズの本社へ送ります。面接、頑張ってください!」


 本社?面接?幹部じゃないのか?リベリオンズって会社なのか?


「あの、ちょ・・・」


 質問している間もなくクォンタムは新たな世界へと送り込まれた。



 気づくと目の前に巨大なビルが聳え立っている。辺りは普通にビル街なのだがこのビルだけ一際デカい。

 ビルの前には大理石で作られた社名の看板が建てられていた。『反逆株式会社リベリオンズ』と彫刻されている。


「株式会社なんだ」


 色々と突っ込みどころが多いがとりあえずクォンタムは正面から入ってみることにした。

 入ってすぐのエントランスの真ん中に人(?)が立っていた。

 褐色の肌に銀髪、前髪が垂れて片目だけ隠れていた。白いピシッとしたスーツが映えている。


(褐色、銀髪、メカクレ、スーツ、属性モリモリだな)


「お待ちしておりました。アーク様ですね?」


「は、はい」


「面接会場までご案内させていただきます」


「よろしくお願いします」


 クォンタムは彼女に連れられて面接会場へ。

 ここからクォンタムのリベリオンズ幹部としての生活がはじまるのだった。


つづく。

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