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転生して1/10プラモになったら村の守り神に間違われた話。  作者: 海人藤カロ
第二章 転移したらメインカメラだけになった話
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二章・第三十九箱「最後の一撃はどんな状況だろうと大体かっこつけて撃つ」

おはこんばんにちは海人藤カロでーす。

十一日目!更新完了!!そしてすべてが(章の)終わりへ動き出す!

 クォンタムVSスネ彦の戦いは人の心を捨て去ったクォンタムによる新たな力『クォンタム・マタンゴ』によって一方的な展開になっていた。

 どんな場所にでも生え、増え続けるマタンゴにスネ彦は体すらも浸食されていた。



「は、ハハハハハ!笑いが止まらねぇ!これでいいんだよ。こういうのがやりたかったんだぜ俺ぁ!!」


 体からいくつもキノコが生えかけているスネ彦は笑いながら近くにあった火に飛び込んだ。それはさっき朱雀クォンタムで出したものだ。

 しかもただの靴の状態で炎に飛び込んだところを見ると・・・。


「全身の胞子を焼く気か」


「ぐあああああ!?」


 火だるまになりながらもクォンタム・マタンゴの胞子を焼き尽くすことに成功したようだ。


「ナース・・シューズ」


 スネ彦の靴が看護師が医療現場で履くナースシューズに変形した。すると全身のやけどが不格好なケロイド状になりながらも治癒されていく。


「まだまだぁ!!」


 火傷が治った途端にこちらに突っ込んできた。恐らく再びキノコが生える前に短期戦で勝負をつけるつもりなのだろう。

 彼の連続蹴りがクォンタムの全身を貫きハチの巣にした。

 その時だった、彼の肩にポンっと何かが乗せられている感覚に襲われる。振り向くと・・・。


「残念ハズレ」


 やはりいたのはクォンタム・マタンゴ。しかもさっきのような小さいものではなく自分がハチの巣にした奴と全く同じものがそこにいたのだ。

 周りを見渡すとすでに数十人のクォンタム・マタンゴたちに囲まれていた。


「うそ・・だろ?」


 バキィ!!


 クォンタムマタンゴ(A)がスネ彦の顔面を殴った。さほどの威力ではないが彼のすぐ後ろには(B)の姿が。


 ドゴ!


 次は(B)に殴られて(C)の方へ、そしてまた殴られて(D)、殴られて(E)、(F)、(G)・・・。

 そこから一方的な袋叩きが始まった。


(ああ、俺はまたこんな風に死ぬのか。せっかく面白くなってきたのによぉ。俺が、俺がもっとつよけりゃあ。もっと楽しくなれたのによぉ)


 殴られながらもそんなことを考えている彼の頭の中に声が・・・。


(力が欲しいか?)


(テメェ、まだ生きてるのか?)


(力が欲しいか??)


(いらん。お前の力はそこそこ借りたがこれ以上はいらねぇよ。武器としては優秀だがそれ以外に関してはお前は一切信用してねぇ。このまま俺と一緒に死ぬんだな)


(悪いがそれは断らせてもらおう!!)


パァン!!


 クォンタムたちがタコ殴りにしていたスネ彦の靴がいきなり破裂した!

 見ると靴が跡形もなくなっている。


「サンマの奴が逃げた!?」


(ふん、馬鹿め。俺は既に地面に潜ってんだよ~。このまま寝転がっているスネ彦の傷口から中に入ってこいつを媒体にすれば俺様は最強の姿へと変身でき)


 どん。


 破裂して空へ逃げたふりをして地面に潜りスネ彦の体を狙っていたサンマだったがスネ彦の体への道筋に何かがあり、それに衝突した。

 そこにあったのはやはり「クォンタムの顔」であった。


「みつけたぞ」


(こいつ地面の中にもおったんかーい!?)


 サンマの本体を捕まえたマタンゴ(?)が地上に飛び出てきた。


「いたぞおおおお!!」


「よっしゃ!コア持ってるの誰だ!」


「はーい!」


 手を上げたのはマタンゴ(M)であった。(M)はすぐさま朱雀へ換装、武装モード『朱雀弓』へ変形してカエンを呼んだ。


「やっと出番だな!」


「そのまえに!お前らやっちまえ!」


 そう(A)が言うと皆が一斉に。


「「「しびれ胞子!」」」


「「「筋弛緩胞子!」」」


「「「混乱胞子!」」」


「「「~~~」」」


 様々な毒胞子を一斉にサンマへまぶしかけた。


「うぎゃあああ。体が・・・うごか・・きもちわり・・おえええええ」


 サンマの動きが完全に鈍るのを確認して、カエンは炎の矢を放つ!


「駆けろ!流星朱雀(フェニックスター)!!!」


 青く煌めく炎の矢がサンマの強固な細胞を貫いた。そしてその熱はサンマの体の細胞をいっぺん残らず焼却したのだった。


「チッキショオオオオオオォォォォ・・・・・」


 こうして、二つ目の世界での外獣退治が完了した。


つづく








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