二章・第三十四箱「最近のロボットの武器って有名な武器の名前そのまま付けてるの多い」
おはこんばんにちは海人藤カロでーす。
さあ六日目!どしどし書いていきますので!皆さん楽しんでいってね!!
シュウイチの扇子から打ち出される風や落石をいとも容易く払いのけていくテルヒコ。彼の頭の中は既にシュウイチを殺すことのみが詰め込まれていた。
そんな彼の様子をエンジンが心配そうに見つめていた。
(この世界で最強と呼ばれている転移者だって話だが冷静さを欠いて足元掬われなきゃいいが)
テルヒコは錫杖に突き刺してあった岩をシュウイチへと投げつけた。
シュウイチはその岩に対してまた扇子を開いた。すると扇子に触れた岩が速度を失ってましたへと落ちた。
「貴様、なんだその能力は。『型』をハメた武器、物の柄や形を多少変えると武器に特殊な力が宿ることはあるが。模様が変わった程度で起こるには少しばかり神憑りすぎる。しかもその扇子開くたびに模様が変わっている」
「目ざといですねぇ。この扇子は神を祀るための祠に置いてあったんですよ。勝手に拝借してきたのです。したらばこの扇子の能力に気づきましてね」
「ほう。それはどのような?」
「それは貴方自身お考え下さい。それも異世界での戦いの醍醐味でしょう」
シュウイチはまたその扇子を閉じて、開いた。振るう扇子から飛び出したのは冷気だった。扇子の柄は水色の生地に白い氷の結晶をあしらったものに変化した。
「うおわ!?さぶっ!?」
「エンジンさんは下がって!」
「悪い!寒いの苦手なんだよ~~~~!」
近くの林の中へ隠れるエンジン。
テルヒコは地面や近くの木や壁から生えてくる氷塊を破壊しながらシュウイチに突進していく。
「生ぬるいぞ!!」
「おやおや、これでも冷えないとは。では追加で」
パタン、バッ!!
次の絵柄は氷山の絵が描かれていた。空を煽ぐと空中に巨大な氷山が出現してテルヒコへと落ちてくではないか!
しかしそれでも尚テルヒコの足は止まらない。
「ぬるいと・・・言っているだろうがああああ!!!」
ガッッッッキイイイイイイン!!!
なんと山ほど大きい氷山を錫杖でホームランした。
それを見たシュウイチはさすがに脂汗を流さずにはいられなかった。
「い、いやはや」
扇の次の柄は進入禁止の柄であった。その扇子に触れた瞬間、氷山はその場で動きを止めた。先ほどの落石もこれで防いだのだろう。
「質量的な攻撃ではあなたは倒せないと。では攻撃の仕方を変えましょうか」
パタン、バッ!
シュウイチは持っていた扇子の先を地面に刺した。すると地面に紫色をした泥が広がっていく。
「チッ」
あと数メートルというところまで来て何という悪あがきだ。
明らかに毒であろう泥に触れるわけにもいかず、テルヒコは跳躍による接近を余儀なくされた。
だがそれすらも凄まじいスピードであり、ほぼ速度を落とさずシュウイチへ突っ込んでいく。
「ならばもう一手」
パタン、バッ!
再び扇子で地面をたたく。次は地面から巨大な壁がテルヒコの前に盛り上がる。その壁は黒さ加減から言って鋼鉄のようだった。
テルヒコはとっさに錫杖を壁に突き刺してそのままそれを踏み台にして壁の上へと飛び上がった。
壁を飛び越えシュウイチを確認した時、奴は既に扇子の新たなる柄の力を発動していた。その柄は『閃光』つまりレーザーである。
「武器もない。終わりですね」
その時、テルヒコは懐から小さな赤いチョークのようなものを取り出した。そして次の瞬間、そのチョークが一気に膨張して一本の長い杖となったではないか!?
「赤い・・伸縮自在の・・・まさか!?」
テルヒコはそのまま構え、渾身の螺旋突きを放つ!!
『伸びろ!!』
その技こそは。
「如意・嵐廻」
その一撃は扇子から反たれた閃光すら抉り、シュウイチの顔面を叩き潰した!
「ガペァ!?」
「やはり貴様は、生ぬるい!!」
つづく
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