二章・第二十七箱「スーパーロボットの戦闘は大体タイマン」
おはこんばんにちは海人藤カロでーす。
すみません!今回ちょっと短いです!言い訳はしません!約束違反で土下座します!
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協力者集めを終えてテルヒコの村へとやってきたクォンタムたち。そこで待っていたのは例の転移者四名であった。
問答無用で襲い掛かる転移者たちとの戦いが始まった。
〇
相手の奇襲攻撃を受け止めたクォンタムたちはそのままそれを押し返して距離をとった。
「この場で出てくるってことはお前らが今回の事件の犯人たちってことでいいんだな?」
「そうだ!!」
全力でツヨシが答える。それを聞いてシュウイチからため息が出た。
「ツヨシさん、貴方ねぇ」
「どうせ皆殺しだろ?」
「まぁそうなんですが・・・」
「ええ~、アタシあの金髪の子ほしーんだけど~?」
「いや、アレ魔王ですよ。捕まえて人族の主戦派の連中に引き渡してもいいですがどんな奥の手を持っているかわからない。殺しましょう」
ミミコはシュウイチの提案を頬を膨らませてぶうたれながらも承諾した。
クォンタムたちは内輪で揉めている彼らを傍目に置きながら作戦会議をしていた。テルヒコが提案しクォンタムがそれに頷く。
シュウイチたちの方はシュウイチが二人にしつこくこれからの自分たちの立ち回りを説明していてスネ彦はその横でわれ関せずとタバコをふかしている。
「終わったか?」
スネ彦が尋ねるとシュウイチは息を切らせながら「はい」と力強く答えた。なんとも長いご高説だった。
「すみませんねぇ。お待たせしてしまいましたか?」
クォンタムは首を横に振った。
「こっちも話すことあったからさ」
そう呟いた瞬間青龍クォンタムの両腕から凄まじい竜巻が噴出した。
「んなっ!?」
「なんじゃこりゃあ!?」
その竜巻はクォンタムたちをも巻き込んで空へと上昇して四つに分かれて三つは別々の方向へと飛んで行った。
最後の一つはそのまま下へと落下し、竜巻は霧散して消えた。その場に残ったのはクォンタムとカエンとスネ彦だけであった。
「さて、俺だけ残したのはどういう了見かな?」
「『観た』感じ、お前が一番厄介そうだったから。お前さえ俺が倒しときゃあとはどうにかなるかなって」
「で、アタシを残したのは?」
カエンの質問に対してクォンタムはスネ彦の靴を指した。
「いるだろ『本体』」
その言葉に反応してスネ彦の靴からギョロリとした目が浮き出てきた。
「チッ・・・やっぱ出会った時から『観て』やがったか。便利なもんだな神様の力ってのは」
「そうでもないさ。こうやって他人の手を借りないとお前一匹殺せないんだから」
「そりゃお互い様だな」
クォンタム、カエン、スネ彦はそれぞれ戦闘態勢をとった。
スネ彦はタバコから煙を立ち昇らせながらクォンタムとカエンを交互に見つめる。それを見たクォンタムがカエンの前に手を出して自分の後ろへ下がるように示した。
「はは、心配しなくてもサラマンダーの娘を先に殺そうなんてセコイ真似しないさ」
クォンタムの行動にスネ彦が笑ってそういった。
「え!?そうなの!?」
それを聞いて驚いていたのはサンマの方だった。
「そりゃあそうさ。どうせこのオモチャくんがやらせてくれないよ。それどころかそっちに気をやった瞬間俺が死ぬ」
「分かってんね」
「でもそんなやばい君でも一つ失敗したね。戦いやすいように敵と味方を分けたんだろうけどあいつ等この外獣くんのおかげで相当強くなってるぜ。お仲間、死ぬよ?」
「大丈夫だと思うよ。魔王様もいるしテルヒコ、トラマルもいるし」
クォンタムはスネ彦の指摘にも全く動じない。
「それに死んだとしても俺がケツを拭けば済む話だ」
仲間が死んで敵を取りこぼしたとしても自分が始末すればそれでいい。それは信頼などではなかった。クォンタムは最終的には自分の力しか当てにしていないのだ。
その言い分には後ろに下がったカエンも難色を示していた。そしてスネ彦は。
「ぶははははっ!」
大笑いしていた。
「やっぱお前面白い!結局のところ人間じゃないんだな」
「?」
クォンタムはスネ彦の言葉の意図がわからないので首をかしげていた。
「ひーひっひ、さてお喋りは・・・終わりっ!!」
会話を断ち切ったスネ彦は蹴りを放つように高々と足を真上にあげた。その軌道から光る斬撃が放たれたではないか!
青龍クォンタムは青龍刀でそれを弾き飛ばす。
「ん?」
が、違和感に気づいた。弾き飛ばした瞬間から青龍刀がやけに軽くなった。
見てみると刃の弾いた先が丸々なくなっていた。そしてそのなくなった部分は地面に転がっていた。
「あれま」
スネ彦の靴を再度確認すると形状が革靴ではなくなっている。
「スケート靴?」
「ああ、切れ味抜群だろ?」
「なるほど。あの秘書と同じ、『靴』か」
変幻自在の靴を操る強敵スネ彦とクォンタムの戦いが始まった。
つづく




