三章・第二十一箱「複数のロボットがつながって別の生き物の形になるのは…とてもいいと思います」
おはこんばんにちは海人藤カロでーす。
なんだかんだでもう100部ですねー。毎日更新始めてブーストかかったとはいえここまで長かった。
これからも頑張りまーす。ではお楽しみください!
クォンタム・アークにガレスとアーサーを強くして自分と戦わせてくれれば本気で戦ってやると言われたギャラハットは大急ぎでカクメイダーと闘う二人の元へ向かっていた。
アークもギャラハットから解放されてやっとリボルトの元へ戻ることができたのだが・・。
〇
「ブラック・ローズ・プリズン!!」
戻ってきたギャラハットは開口一番、新たな技を発動していた。
周囲の地面からにょきにょきと茨が生えてきてまるで檻の様にカクメイダー、リボルト、アークをピュアリィナイツもろとも囲い込んでしまった。
「ぎゃあああ!?ローラーにとげが刺さったあああああ!?」
「これじゃ走れねぇゼ。リーダー!!」
「リボルトさぁん!どうにかしてくださいよぉ!!」
「こんな技まで手に入れてるなんて。強化のされ具合が半端ないね。というか、アーク!連れて行ったんならちゃんと足止めしといてよ!!こんなに強いんならさぁ!」
「ずっと足止めできるほど俺も強くないんでね」
やろうと思えばいくらでも足止めはできるが。
「高速戦闘を封じられたなら仕方ない!合体型カクメイダーの真骨頂!見せてやるよ!」
リボルトが人差し指を点に掲げるとスケーターズたちが空へ跳んだ。
「六つの心が一つとなった時、最強の戦士が誕生する!!六人分のカクメイダーエネルギーとカクメイダー外骨格を併せ持つ合体型の真の姿!!」
大合体!ジェットコースターズ!!
六体のスケートボードカクメイダーが合体してジェットコースターの怪物になった。
「どうだ!すごいだろ!アーク、感想は?」
「何で合体したらジェットコースターになるんですか?」
「それは・・・車輪がいっぱいついてるからかな?」
それだけの理由で?
『ヒャッホオオオオオ!超ダート使用車輪ならどんなものの上でも走れるってもんだぜ!!』
六人の声が同時に聞こえて相当うるさい。
ジェットコースターズは茨の檻の内側を快調に走り回る。
彼らを前にピュアリィナイツたちは。
「攻略されましたか」
「というか、なんで戻ってきたの?ギャラハットならまたぶっ飛ばされてアークに担がれて帰ってくると思ってた」
「なっ!?」
「同じく」
「ガレスも!?」
ギャラハットは咳払いをすると話題を変える。
「まずは現状をどうにかしましょう。このローズプリズンによって相手の動く範囲は限定的になりましたが未だあの速度で走り回っています」
「どうやって止めるんですか?」
「いえ止める必要はありません。奴らはジェットコースター重大な欠点を見落としています。わかりますか?」
「わ、わかりませぇん」
「あ!レールか!」
「その通り。二人は必殺技の準備を」
「よし!タッツー!!」
そう叫ぶと物陰からタッツーが飛び出してきた。
「呼ばれるのを待ってたっチュー!いくっちゅよ!アーマーフォーム!!」
と、タッツーがガレスとアーサーに力を送ろうとした瞬間だった。
タッツーめがけて四方八方から大量のミサイルが飛来してきたではないか!?
「チュウウウウウ!!??」
「タッツー!」
なぜそのミサイル群に彼女らが気づけなかったのだろうか。
理由は飛んできたミサイルのそこかしこの地面にバラまかれていたからである。
アークはギャラハットとの追いかけっこの最中に落としていったのだ。それらのミサイルは外獣のエネルギーに反応して点火するようにクラーケンで改造していた。
そして今、タッツーのエネルギーに反応して一斉に襲い掛かってきたのである。
「あばぎゃあああ!?」
ミサイルの中身は殺意マシマシの超火力弾頭。助ける間もなくタッツーは黒焦げになる。かばおうとしたアーサーも被害を被っていた。
「あつっ・・・!?」
「アーサー!?」
アーサーは腕にひどいやけどを負う。
「私よりタッツーを!」
ガレスにタッツーを任せて痛む腕を引きずりながらもエクスカリバーの準備をするアーサー。
「できますか!?」
「やるよ!!」
左手に今までにないほど巨大なピュアリィエクスカリバーが出現する。
(アーサー!強化形態でもないのにこれほどの力を)
「行きますよ!!」
ジェットコースターズの足元の蔦をレールの様にして操作し、こっちに突っ込んでくるよう誘導する。
『なんだ!?俺たちを引き込もうってか!良いぜ。轢き殺してやるYO!!』
ジェットコースターズはさらに加速してアーサーの方へ突進してくる。
「根性おおおおおお!!」
ズドオオオオオオン!!
振り下ろされたエクスカリバーはジェットコースターズどころかローズプリズンにも大穴を空けるほどの威力であった。
それを眺めていたリボルトとアークは。
「今までにないほど強化した合体型だぞ。なんつー、でたらめだよ。タッツーって奴の強化もなしでって規格外すぎる。本社に戻って対策を立てないと」
(何ともスゲェ。けど、あいつの付けてるアーマーブレスってのは全く反応してなかったな。つまり素の力でこれか。確かにこれなら外獣相手にも使えそうだ)
アークは視線をタッツーの方へ移す。
ガレスに揺さぶられながらなんとか生きているらしい。
(ちっ。やっぱあの程度じゃ死なねぇか。だったらピュアリィナイツを強化する方針でよさそうだな。アーマーブレスが覚醒すれば勝手に外獣の力を体から排除してくれるみたいだし。アーサーの奴は…後でコッソリ治療しに行ってやろう)
つづく
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