十歳
十歳になりました。
皆で神殿に行って来ました。
「アーサー君凄いどうしてこんなにステータスが高いの?」
「家で鍛えているからね。ミラだって凄いじゃないか。火と水と光の属性が使えるなんて、天才だ。村では皆が喜んでるよ。」
「アーサー君は四つ属性持ってるから私より凄い。絶対にこの国一番の騎士になれるね。」
「いやーはははは」
喜ぶ二人
「ステータスがすべてじゃないよ。戦い以外使わないじゃない。だから安心しなよ。」
「そうだそうだ。」
「…………」
両親に励まされる俺。何だこの扱いの差は。偽装してるけど、俺はおまえらよりステータス高いんだからな。勘違いするなよ。(;´д⊂)
「グレン君どうだった?」
「やめろよグレンが可哀想だろ」
「俺は弓を使うから関係ないよ」
ミラは天然だから困る。だが俺を虐めにきてる当たり俺への好感度は高くない。うまくいってる
「お兄ちゃん大丈夫?」
「大丈夫だよ。」
「でもお兄ちゃんが皆より強いのしってるから。」笑っていった。
はて、妹に俺の実力をみせたことはあるだろうか?
「そんなことはないよ。アーサー君には勝てないよ。」
グレン 十歳
レベル45
職業
生命力 4000(400)
魔力 10000(150)
攻撃力 3000(200)
防御力 1500(100)
魔攻撃 3500(200)
魔防御 2700 (200)
※()内は偽装後のステータス
スキル
剣術スキル 剣術Lv5 拳闘術スキル 拳闘術Lv5 弓術スキル 弓術Lv8
時空魔法 空間魔法 風魔法Lv7 鑑定 偽装
明らかに十歳のステータスじゃなかった。訓練してたらスキルはグングン上がったし、4歳のころから魔物を狩り始めていた。空間魔法がつよすぎたこともある。空間魔法の空間断絶があればどんなやつにも負ける気がしない。敵の硬さとか眼中になかったし、固いことで有名なモンスターも弱いモンスターも変わらなかった。偽装後のステータスが結構高いのはドラゴン塾に通い始めたからだ。ドラゴン塾とはドラゴン家の訓練のことだ。因みにアーサー君のステータスだ。
アーサー=ドラゴン 十歳
レベル 20
職業 騎士の卵
生命力 1000
魔力 1000
攻撃力 1250
防御力 1500
魔攻撃 1000
魔防御 1000
スキル
剣術Lv6 火魔法Lv4 水魔法Lv4 光魔法Lv4 聖魔法Lv5
このステータスなら化け物呼ばれるレベルだ。もし俺と同じレベルだった絶対になわないだろうな。アーサーの素質以前にドラゴン家の訓練を幼いときから受けているということがおおきかったりする。ドラゴン家の訓練に通った人は皆ドラゴンチルドレンという呼ばれる。皆が強く成長するからだ。強さと名前が釣り合っていて俺はうまいなーと思って思っている。そしてドラゴンチルドレンは王都にも広まっている。そんなドラゴン領は治安がいいんだとか。
◇◆◇◆◇◆
「計画の準備はいいか?」
「大丈夫だ。問題ない。」
ドラゴン領の暗い森に何者かがいた。
「辺境にあるこの村は王都から助けが来にくいし、10月は王都で祭りがあるためドラゴンチルドレンは警備に行く、10月2日その日が作戦の結構日だ。」
「了解だ。」
二つの声は闇に消えた。
◇◆◇◆◇◆◇
「うおぉぉぉーー!はぁぁーー!」
黄金の光を放つ剣をアーサーが振るう。
「うぁぁぁぁぁぁぁー↓」
違和感がない程度で負けるグレン
「今年も俺が一番だ!」
キャーキャーキャーキャー
黄色い声を上げる女子ども、喜ぶアーサー
「ドラゴン剣術大会は今年もアーサーが優勝だー」「おめでとう」「おめでとう」
「あのアーサーさん、これ使ってください!」
タオルを渡す女子A
「私のも使って!」「ワタシのも」「僕のも」「アーサーはどれのがいいの?」女子BCDEも便乗
「ははっ…困るな…そうだ皆のを使おう」
「アーサー?」ミラが怒った表情で見る。
「お兄ちゃん使ってください。」
「ありがとう」
「全くあの女どもはやかましですね。」
「レイナも混ざってくれば?」
「はあぁ?」
妹レイナが俺を構ってくれるのは嬉しいが、何故アーサーの方に行かないのかが理解不能だ。アーサーはイケメンかつ強い、寄らない女はいないはず何故?レイナをアーサーの下に行って良いよとといってるのだが違う解釈をしているのだろうか?本当に謎だ。
アーサーの父ライネルが言った
「アーサーお前はもう立派な騎士だ。お前はこの国を守ってくれ。」
「はい。」
「とりあえず今王都に精鋭を送っているからこの村の警備は薄い、この村を守ってくれ。」
「勿論です。」
◇◆◇◆
10月2日夜
「今宵作戦を決行する、魔王様の為に精霊使いを殺すのだ。準備はいいか?」
うおおおおおぉおぉおぉぉぉぉぉぉぉ!!!
「行くぞ!!」