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穴探しとお芋

「穴見つかんねぇなぁ」

「やっぱり僕の見間違いだったのかも…ごめん」

「まだ諦めるのは早い。もう少し探してみるぞ」

「…でも…もうすぐ暗くなる」

「それもそうか。仕方ない、1度戻るぞ」

マモの掛け声で最初の場所に戻る。

「さて、一旦戻ってきたわけだけど、これからどうするよ」

「まずはここで野営をする準備をするぞ」

「でも、明かりはどうするのよ?野営をするにも真っ暗じゃ危なくてしょうがないわよ?」

「そうだな…誰かが火種を持っていればいいんだが…」

「フッフッフ」

「ねぇマモ、トウジはなんで笑ってんの??」

「さぁな、ついにアホが最終段階までいってしまったんだろ。可哀想にこうなったらもう助からん」

「…藤堂くん…ごしゅーしょーさま」

「流石に言い過ぎじゃないかな?」

「サグ優しい!サグだけが俺の味方だぜ!」

「えぇっと、トウジくんは何を言おうとしたの?」

「よくぞ聞いてくれた!実は今、俺はマッチを持っているのだー!」

「アンタなんで学校にそんなもの持ってきてるのよ」

「今日の放課後に用務員のじいちゃんセンセーと焼き芋する予定だったんだよ」

「…焼き芋…ジュル」

「学校に帰れたらソノちゃんも一緒に焼き芋しようぜ!」

「…うん」

「とりあえず火は確保できた。だが食料が無いな」

「そうだね。今日はいいとして、そのうちお腹もすいてくるよね。」

「フッフッフ」

「…藤堂くん…デジャヴ」

「今度はなんだ」

「何と!俺は今日の焼き芋のためにサツマイモとジャガイモも持って来ているのだ!しかもかなりの数!」

俺はカバンの中の大量の芋2種を見せる。

どうやら驚いて開いた口が塞がらない様だな!

ん?「開いた口が塞がらない」は呆れた時だったか?

「…藤堂くんのカバン…猫型ロボットのポケットみたい」

「アンタそんなに芋詰めて教科書類はどこに入ってんのよ」

「置き勉というものがあってだね」

「はぁ、アンタちっちゃい頃から変わんないわね。まったく」

「よし、アホのおかげで当分の食料も確保できた。これでしばらくは安心できる」

あれ?俺今貶された?そんなことないよね?褒められたよね?ねぇねぇ今俺褒められ((ry

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