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哀愁のデパガ
お借りしたお題は「哀愁のデパガ」です。
杉村三郎は先輩OLの律子に恋をしたが、律子には恋人がいる。
だからその思いを封印して彼女に女の子を紹介して欲しいと頼んだ。
そんな杉村は自分を見ている女子に気づいていない。
(また来た)
あるデパートの総合受付に並んで立っている受付嬢の吾妻恵子は杉村に惹かれている。
だが、それを伝えられないでいる。
毎日受付の前を通る杉村。そこを通った方が駅への近道だからだ。
(今日も声をかけられなかった)
落ち込む恵子である。
そういうことになりました。