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りったんの「二百文字小説」集その弐  作者: りったん
頑張れ、杉村君!
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筋肉痛

お借りしたお題は「筋肉痛」です。

 杉村三郎は先輩OLの律子に女の子を紹介して欲しいと告げた。


「杉村君はどういう女子が好きなの?」


 真面目な顔で訊いて来る律子に杉村はまたドキッとした。


(心臓が筋肉痛になりそうだ)


 意味不明な事を妄想してしまい、


「大人しい子がいいです」


 正反対の事を言った。


 律子は苦笑いして、


「それは私への当てつけ?」


「いえ、そんな……」


 本当に心臓が筋肉痛になりそうだと思った。


「当てにしないで待っててね」


 律子は笑って言った。

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