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りったんの「二百文字小説」集その弐  作者: りったん
頑張れ、杉村君!
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密室

お借りしたお題は「密室」です。

 結局、親友の高山美咲の申し出にも関わらず、吾妻恵子は杉村に声をかけず、店を出てしまった。


「あんたは美人なんだから、もっと積極的になりなよ」


 そう言う美咲は私なんかよりずっと奇麗だと恵子は思っている。


 二人はカラオケに行った。


「ちょっとトイレ寄ってく。先に行ってて」


 恵子は一人でエレベーターに乗った。


「待ってください」


 扉が閉まる寸前に飛び込んできたのは杉村だった。


 互いに相手に気づいてドキッとしてしまった。

急展開かな?

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