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りったんの「二百文字小説」集その弐  作者: りったん
頑張れ、杉村君!
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延長コード

お借りしたお題は「延長コード」です。

 意気消沈してしまった杉村は、そのまま居酒屋に行った。


(明日は休みだから、閉店まで飲むぞ)


 自棄になってビールを煽った。


(恵子さん……)


 一目惚れした彼女の事を思いながら、飲み続けた。


 


 吾妻恵子も大学からの親友の高山美咲と同じ居酒屋に来た。


「あ」


 恵子はすぐに杉村に気づいたが、声をかけられない。


(私の事なんて、覚えていないわ、きっと)


「煮え切らない子ね。私が恋の延長コードになってあげようか?」


 美咲が言った。

さて、つながりそうです。

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