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りったんの「二百文字小説」集その弐  作者: りったん
負けるな、須坂君!
136/143

長財布

お借りしたお題は「長財布」です。

 結局、蘭子父は一切須坂に釣竿を触らせなかった。


 しかし、腕は確かなようで、釣果は上々だった。


「ボンヤリしとらんで、トランクからコンロを下ろせ」


 蘭子父が不機嫌そうに言った。須坂は慌ててコンロや炭を下ろした。


「飲み物を買って来い」


 蘭子父が長財布をそのまま渡したので、


「え、あの?」


 須坂は万札がたくさん入っているので焦った。


「信用しているから渡すんだよ。娘をよろしくな」


 蘭子父の言葉に須坂は泣きそうになった。

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