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留守番
お借りしたお題は「留守番」です。
須坂は蘭子のあまりにも衝撃的な暴露に焦り、
(今度蘭子ちゃんのお父さんに会ったら、髪を見ないようにしないと)
目のやり場に困ってしまうと思った。
「もう帰らないと」
蘭子が立ち上がった。須坂はハッとして、
「え? まだ門限まで時間あるよ」
「今日は両親が出かけるので、留守番なの」
「そうなんだ」
須坂はがっかりした。
「楽しかったよ、つっくん」
蘭子が不意に唇にキスした。
「蘭たん!」
そして、二人はティープなキスをした。