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りったんの「二百文字小説」集その弐  作者: りったん
負けるな、須坂君!
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薬袋

お借りしたお題は「薬袋」です。

 須坂達は米山に礼を言って店を出た。


 綾子がバッグの中から大きなキルティング地の巾着を取り出した。


「何それ?」


 須坂が気づいて尋ねると、


「須坂さんにもらったお守りですよ」


 心臓に悪い冗談を真顔で言ったので、


「勘弁してよ」


 須坂は嫌な汗を掻いて言った。


「本当は何なの?」


 香が訊く。綾子は、


「薬袋です。私、一日に五回薬を飲むんです」


「ええ!?」


 皆がギョッとした。すると綾子は、


「冗談なんですけど」


 また真顔で言った。

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