2章:一般人?踏み入れる。
前書きって、どうしようか…。
えっと、まー、主人公がー、、踏み入れます。
楽しんで見てくれるとー幸いです。
だから言ったのだ。
遠まわし?言ったのだ。
学校はロクな所ではないと。
あれほど?言ったのだ。
「自分は良い先生とでも思ってんのか、あのハゲ豚は」
何が気に食わないって、生徒に媚びうるとこが気に食わないね、俺は。
先生って職につくと自分に盲目になっちまうのかね?
お前の中にお前はいなくなっちまうのかね?
「たっく……」
そんな、言っても仕方のないことを、若干変態気味にブツブツと独り言を漏らし
ながら、帰宅路についてるわけである。
天城 奈留のデフォルトスキルは「独り言」なのだ。
「当たり前なのかね、つまんね」
先生が生徒に媚びをうるなんてことは、存外他校でもあることだろ?(知らないが
)
これが当たり前。
そういうことか?
偏見なのだが。
「つまんね」
はぁ、と漏れるため息は、平和からくる贅沢なものだった。
「なんでっ!?……アイツらもタイムマシンを!?」
嘘でしょ…?
時間移動してすぐのことだ。燦本人が作った時間跳躍、懐中時計のタイムマシン
が反応したのだ。
長い針がぐるぐると周り、時間跳躍を知らせる。
壊れていることなんとことは、万が一にも有り得ない。
(計算は完璧…最高の逸品、壊れる?たった一回の時間跳躍で?有り得ない有り
得ない有り得ない有り得ない有り得ない!私だって科学者よ!?有り得ないことな
んか信じない!微塵も信じない!!)
自然に、考えられるのは、結論がくるのは、敵も時間跳躍したこと以外がない。
科学者以外がタイムマシンを持ってるなんて……。
いや、まてよ?
考古学者と和解交渉するときに、タイムマシンをあげたんだっけ。
確か、あれは五年前の話ね
1、考古学者と追跡者はつるんでいる。
2、考古学者は追跡者にやられた。
単純にニ択にした。
(どちらも考えられる…っ)
まったく、根拠というものが、証拠というものが、予想というものが燦にはでき
なかった。
科学者は装備類に強い。
しかし、世の流れには極端に弱いのだ。
五年前の考古学者和平を最後に、外部とのコンタクトは一週間前以来である。
(どうなってるのかは、わからない。私の計算は「必ず」なんだから、向こうも
タイムマシンを持っていると考えるのが妥当!!)
僅か数秒で行われた、思考計算である。
燦は、=答えを瞬時に導き出すと、素早く近くの建物の中に隠れた。その過程で誰
かにぶつかったな。「悪いね、コッチは急いでんのよ」と口に出す余裕なんか無
いわけで、心の中で謝った。一般人には攻撃しないから、アンタは安全ね…まぁ
、危なくなったら逃げるでしょ、悪いけど、私、一般人に気を配る優しさもなけ
れば、余裕もないのよ。
その建物は、ドアを開けてすぐに上に続く階段がある。
それ以外はなにもない。
燦は、迷わず階段を駆け上がった。
戦略を、策を考えるなら、周囲に隠れるものが何もなく、しかも見晴らしの悪い
建物の中は最悪である。
駆け上がり、コチラから見え、向こうからは、見づらい立ち位置につくことが重
要になる。
「はぁはぁ、たっく!」
燦は、右手の懐中時計を見ながら駆け上がった。
懐中時計の長い針は、速度を増して回っていた。
チチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチ
チチチチチチチチチチチチチチチチチチチ
「やっべーわ…」
もはや、苦笑いしかでてこない。
五階、屋上。
見晴らしは最悪。
「うぉっ…」
俺は見た。
ソイツは偶然見れたもんだ。というか幻視幻覚だと信じたい。
帰宅途中のことだ。
太陽光が、周りのビルに遮られた陰気臭い路地裏を近道として使っている俺であ
る。
ここは、ビルが密集していて、ビルとビルの隙間の道が簡単な迷路のようになっ
ているのだ。簡単と言っても、初めての人は流石に迷う。
まあ俺には関係のないことだけどな。
俺は、迷わずスタスタと右に行ったり左に行ったりと、やり尽くした迷路のゴー
ルにむかって進んでいった。
「明日、学校休もうかなー」
なんで学校のこと考えると、こんなにも憂鬱になんのかね?
と俺は不思議に?いや、わかっていることを疑問形にしてやる気をマイナスさせ
た。
学校嫌。マジ嫌。
と、まあいつものようにくだらないことを考えながら、迷路を突き進んでいた俺
は、
ドンっ!
「あ?」
誰かにぶつかった。
ぶつかってきた相手は、振り返り謝罪もせずに猛ダッシュ。
近くのビルの扉を凄い勢いで開け、これまた凄い勢いで閉めた。
バンっ!
という扉を閉める音の次に
カンカンカンカンカンカンカンカン!!
と階段を駆け上がる音が聞こえた。
あまりにも、突然だったので俺はしばらく、ぶつかってきた奴が入ったビルの扉
をポカーンと眺めていた。
(実験服…?白衣?医者かね?)
多少、イラッとは来たが、今はもうなんも。
「急患かねー?大変だ」
医者にはぜってーならねー。
再び、歩を進める。
数歩歩くと、右側に開けた空間がある。
開けたと言っても、ざっと8畳ぐらいだ。
今俺が歩いている通路は人が二人ギリギリで並んで歩ける程度の狭さ。
だから、さっきの衝突は結構痛く、転びそうにもなった。
俺はツカツカと歩き…
「ぇ…?」
奇怪な現象を見た。
8畳ほどの開けた空間は、ビルによって構成された、妙に奇跡的な空間だ。
端っこには、青いゴミ箱がおいてある。
それ以外は灰色が広がっている。
その灰色が一瞬、青に見えた。バックにある灰色の背景に無理矢理混ぜられる青
色、それは一瞬ではなくなった。
グニャリ………グニャグニャグニャグニャグニャグニャグニャグニャグニャグニ
ャグニャグニャ。
「あ……?」
ポカーンと、いや違う。
ヤバい。
わけのわからない、あれはマズい。
何がマズいかはわかんねぇ。
だが、本能が…防衛本能が告げている、叫んでいる。
「離れろ!!」
と。
燦が言えば、奈留はこんなことはしなかっただろう。
奈留は、グルリと振り向き、そのまま走り出した。
前に向かって走り出していれば、巻き込まれなかっただろう。しかし、前に走る
ということは-、
(ありえねぇ、あの前を通ることはありえねぇ!!)
駄目だ…間に合わねー。
そんな気がした。
間に合わねぇよっ!!
どこでもいいや、姿を…身を隠さなきゃ。
どこかの扉を開けたんだ。
ヒンヤリと冷たい鉄のノブをひねり、扉を開け、隠れるものが何もなくて、目の
前にある上り階段を駆け上がった。
「あぁ…どうしよう」
時間跳躍でとりあえず逃げるか?という策は一秒で却下した。向こうも同じ物を
持ってるなら、結局は鬼ごっこした後捕まるのは明白だからだ。
「マギックを…」
それも却下だ。
マギックは1人1つしか埋め込めない。
逃げるマギックは確かに存在するが…。
「専用機器がなきゃ外せないし…第一外したくないのよねぇ」
困った。
浅瀬 燦、最大のピンチかも。 捕まったら何されんだろね。
ハハハ。
笑えた。
皆、助けにきてくれるほど燃えた奴じゃないしな。
ハハハ…
「アハハハハ、ハハハハ…あははぁー……」
完全に詰んだ。
アタシは、知謀策略張り巡らせて戦えるほど、機転の良い奴じゃぁなかったって
ことねん。
ギィィ…
屋上のドアが開く音がした。
目の前にはビル。
ここは五階。
飛び移り不可。
どう考えても…
「完敗ね」
負けである。
ハッハッハッハッ!!
焦りが、緊張が、恐怖が、感覚が、得体の知れない何かが、俺を追いかけてくる
音がした。
ビルに入ってすぐのことだ、入った瞬間は何も聞こえなかった。しかし、二階に
つくころに少し冷めた俺の脳はほじくり出したのだ。
聴覚情報を。
「セン……を…せ」
「……けま…た。…ルに、……す」
ハッキリとは聞こえていない。それが、逆に俺を極度の緊張状態にさせた。
自分でも、足が動いている今まさにこの瞬間の状態があり得られないほど信じら
れない。
怖い…何故だ?
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖いぃぃいいい!!
さっきまでの気だるさなんて五年前に消えました。と俺に言われても俺は首を大
きく縦に振って信じただろう。
何に…追われて、何を見た?
わからないことが、一番怖い。
「はぁはぁはぁはぁはぁはぁ」客観的に見る、もう1人の俺がいたとしたら、腹
を抱えて笑い転げるだろうさ。
まるで、犬のようだと。
鼻から自然と粘液がでた。
目から自然と水がでた。
口から自然と粘液がでた。
それを無意識に拭う俺がいた。まだ心に余裕があった。
四階につくころには、冷静さを少し取り戻した。
そして、すぐに後悔した。
建物に入ったことにだ。
袋のネズミ。
それでも、引き返すことはできない。
ならばどうする?
「前に進むっきゃない…っ!」
俺と結構熱い奴?
五階についた。
どうやらここが最上階らしい。次の上り階段が無いのを見れば一目瞭然である。
俺は、ゆっくりと鉄製のノブを捻った。
今更、焦っても仕方がない。という諦めからくるものが、俺の急かす脳みそ信号
にストップをかけたからだ。
何千回になるか、ドクンドクンという鼓動が、バクンバクンに変わる瞬間を燦は
味わった。
しかし、このシチュエーションは初めてである。
(くるか……?私のマギックは戦闘に向いてない。発明品で数人道連れにしてあげ
るわーよん)
冷や汗が噴き出す顔を無理矢理笑顔にした。
バクンバクン!バクンバクン!バクンバクン!バクンバクン!
見える。隙間から…扉の隙間から姿が覗く。
燦は、ポッケに手を突っ込み、発明品を…
(って……ねぇぇぇえ!?)
なかった。
死んだ。
私、普通に死んだ。
急いでたんでタイムマシンと数枚のマギックチップ以外もってきてないこと、完
全に忘れてた。
ガクンとうなだれ、あぁさようならと心の中で呟いた。
「あ……、び、びびったぁー」
「は?」
エンディング見てスタッフロール流れるかと思った私の人生が、伸びた瞬間だっ
た。
「え…君、」
「あ、そいや…」
「「さっきぶつかった奴!?」」
記号半角に・・面倒だから直してません。
すいません。
因みに、ここで出たーまぁ英単語で、紹介しますーねんっ♪
科学者 は、前から出てましたけど))サイエンティスト
マッドは狂ったつー意味ですね。
追跡者 プリソーア。これ、発音・・よくわかんねっす。勘弁してください。
考古学者 アールキオロジスト。ふむ。
ここに出るカタカナのふりがなは、全部僕の発音僕の感覚でふってるんですわよ。
まぁ、違和感があるならいってください。
以上。
全部読んでくれた方感謝の歌を捧げます。ラーラー。




