何をしても最弱!!そして、ゲス!!
誤字脱字があったら教えてください。
レイナに連れてこられた場所は、パーシック王城。この国の国王のパーシック王がいるらしい。なんで僕が、こんな高貴な方々がいる場所に入れたのか、それは、僕が、転移者だから・・・らしい。
「王よ。レイナ。ただいま戻りました」、とレイナさんが一際目立つ門に向かって言い放つ。
「入れ!」、と野太い声が門の中から聞こえた。そして重々しい音を立て門が開く。
「ご苦労であった。騎士レイナよ」
「王よ。魔晶石で伝えた転移者です。名はミナトと言います」
おう・・・えっ!?王様!?「えっ・・・えっと、ミナトと言います。よろしくお願いします」
僕もレイナと同じく膝をついて言う。
「ふんっ、転移者か、その様子じゃあ、何の力も持っていなさそうだな?」
んっ?なんか、この王様、変。
「えっと?どうゆう意味ですか?」
「そのままの意味よ。前に来た転移者や転生者どもは、余を小物扱いにしたのだ・・・」
「へえー、そうなんですか」
「ああ、だから、お前が余を馬鹿にした時は、貴様の首と胴体が生き別れになる。気を付けることだな」
「お手柔らかに・・・」
僕は王様に遠慮しながら言う。てかっ!なんで僕の前に来た転移者と転生者!なにやってんだよ!!
「レイナよ。こやつに稽古をつけてやれ」
「えっ!?」
「どうした?」
「いえ、でも王よ。この者は、ほかの転移者、転生者とは比較にならないくらい弱いです。稽古をつけても・・・」
レイナもなかなかひどいことを言うよな。僕の精神的HPがもうほとんど残ってない。
「余は弱い者が、醜くあがいているのが好きなんだ。それを見てこそ、真の愉悦よ」
王様・・・あなたもなかなか、クズですよ。
「承知いたしました」
そして、レイナもそれを了承すると。僕の人権はいずこへ。
「いきましょう」
「わかりました」
僕は、仕方がなくレイナさんに着いて行った。今すぐここから逃げたいけど!
「じゃあ、まず。闘技場に行きましょ」
「おい!!お前!」
僕に話しかけてきたのは、赤い髪と黄色い瞳。目つきは怖いそうな人だった。そして、レイナとは違う白い衣服を着ている。
「なにかしら。レイ」
「なんですか?この人」
とりあえず。レイナに聞いてみる。
「なれなれしく。レイナを呼び捨てにするんじゃねえ!!」
「この子は、レイは私の弟なの」
えっ!?これが・・・
「えっ!?これが・・・」
「あっ!!」
あっ・・・やべ。しかし、こんな乱暴な奴が、この温厚で優しいし胸がでかい・・・いや、それは関係ないか。
「てめえ、転移者だってな。なら、俺と戦え」
なぜに?
「ちょとレイ。勝手に決めないで」
「うるせえ、てめぇは、黙ってろ!」
「いいぜ」
僕はその決闘を受けるとこにした。理由は簡単。僕は馬鹿にされることそして、なめられることが一番嫌いなんだ。
「ほう。じゃあ、行こうぜ」
「ああ」
こうして、僕とレンの決闘が闘技場で始まった。
「あなた!自分が何したかわかってる」
レイナが、待合室で準備している僕に言ってきた。
「大丈夫だって!」
そう僕には、必勝法があるのだ。先ほど【ここから先は危険な薬物あるから注意】と書いてある部屋を見つけた。あとは・・・。どんなに屑と罵られようと、殴られたっていい。僕を馬鹿にしたあいつを、ボコボコにしてやる!
闘技場に出ると、観客席がすべて埋まっていた。
「きゃあああ、レイ様ああああ!」
「なによ。レイ様に挑もうとする馬鹿は!」
はい、馬鹿です。
『さあ、いよいよ始まりました。レイVSミナトの勝負。ミナトにとっては、負け戦です。さあ、ここからどうなるのでしょうか』
うるせぇ!
「さあ、始めようぜ」
僕は、レイに向かって、木刀を構える。
「死ね」
『レディーファイ』
僕は全速力で走りだした。レイは僕に向かって、木刀を構え振り落とす。
「ぐえっ」
なんで!?・・・。僕は倒れこむ。
「俺たちは、日々訓練しているからなぁ、毒盛られても動けるんだわぁ」
嘘・・・だろ。僕の意識はそこで途絶えた。
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