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アラフォー婚活はじめました ~結婚相談所のスパルタ指導術~

作者: おいも

※この小説はフィクションです。

決して、作者の実体験に基づくものではございません。。

本当です。。


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「はぁ、またか…」

文面は、やはりいつもの定型文。


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この度は、誠に残念でございました。


お相手からのお断り理由としては、

「フィーリングが合わない」

とのことでした。


引き続き良い縁を繋いで参りますので、

次はあなたにとって幸せが訪れます様、

お祈り申し上げます。

今後とも、よろしくお願いいたします。


#######################################


もう何度見たことだろう。

怒りとか、悲しいとか、焦りとか、心が折れるとか、

そういった感情はすでに消え去り、

今の感情は、「無」である。


もう、どーだっていい。

なんか疲れた。



私は今、絶賛婚活中である。

いや、もはや惰性で続けているだけ、とも言えるが。


親からの「そろそろ結婚したら攻撃」に屈し、

「婚活を始めます」と宣言をしたのが半年前。

知り合いに紹介してもらうのは何かイヤ(好みじゃない相手だと断りにくい)だし、

マッチングアプリも業者としか出会えなかった。

婚活パーティは、年齢制限のせいで、そもそも参加資格すらないことが多い。

(※私はアラフォー)


そんなこんなで、地方自治体主催の婚活サービスに登録してみたのだが、

今のところ目立った成果は無い。

この半年間で20人くらいの相手とお見合いしたものの、

誰一人として交際が成立することがなく、例のお祈りメールを受信するのみだ。



年齢を重ねるとともに友人からの遊びの誘いも減っていき、会えるのは年に1回程度。

ひとりで外に出るとつい、子連れの家族が目に入り、悲しい気持ちになる。

だからだろう、休日は部屋から出ないことが多くなった。

平日は仕事が忙しく、自分のことを考える余裕がないので、逆に精神衛生上は助かる。



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