初恋サイダーガール 第壱章
「初恋サイダーガール」の全四章の第壱章、開封!!
夢の中にいる私はいつも安らかで、心が踊りそうになる。
気になるあの人が私の夢の中に居るときは、特に…いつもの私が私でなくなってしまう。
今日も貴方に夢の中に現れてくれるかな?
ふわふわとドキドキを感じるからこそ、解ることがある。
「(私は貴方の事が大好き!)。」
不思議な気持ちで貴方のことを見つめていた私は、貴方が私のことをどう見えていた?
この想いは憧れや愛しさもあったけれど、私と何処か似ているものを感じた。それをどうしても知りたいなって思っていたから、貴方の存在を見始めた時が自分のの人生を少しずつ大きく変える影響を与えた。
始まりは、秋の夕暮れに階段からあなたを見上げた時だった。今もその風景を思い出すのは、本当にどうしてなんだろう?
だけど、その時にわかったことは、ドキドキよりも、貴方の存在感に圧倒された。その時に私は私だけど、もう一人の私がいるってことを明らかにした瞬間でもあった。